Daily "wow"

たまにしか更新しないのに文章長くてすみません。

Monthly Review(Sep #4)

BIG MACHINE
10月になっちゃったけど、そんなのかまやしない。

愛と憎しみのハジマリ
何やら妙な胸騒ぎをかきたてるようなシンセの音にのって、稲葉さんが不吉そうな歌詞を歌うと、結構ぶっといギターが重なって曲が始まります。歌詞自体はとにかく暗い曲。愛と憎しみは表裏一体、つまり「裏返しの世界をごらんなさい」と同じですね。んでもって、「君を全部欲しがることはパーフェクトな愛じゃない」というのとも、まぁ似たようなものですね。サビは悲しい明るさがある。必死に愛そうと思ってるのに、それは愛じゃない、と。そりゃあ、悲しいです。愛してるつもりが憎しみにすりかわるんだから。そんなこんなで、かなりどんよりとした詞世界をくりひろげてるんだけども、ギターはアルバムの中でもかなり鋭い切れ味を持っていて、かなり好きです。特に最初のシンセに被さってくる辺りが。
BIG MACHINE
タイトル曲ですね。非常にぶっとい楽曲なんだけど、BrotherhoodやELEVENみたいにバンドの雰囲気が生み出す太さじゃなくて、単純に7弦を使ったことによる太さの方が大きいと思う。稲葉さんの軽快な歌声に合わせて、すいすいと曲は進んでいき、サビでは完全に自分のものにした倍音唱法が炸裂。ん〜嫌いじゃないんだけど、タイトル曲としては結構印象薄いほうかな。歌詞がねぇ・・・己の立場を知ることは大事なんだけど、そこまでファンとか周りのことのこと抱え込まなくていいよって感じなんです、僕的には。もう「俺達はGREENだ!青いんだからそんなに考えてらんないよ。やりたいようにやるだけさ!」くらいのノリでやってもらった方が個人的にはいいなぁ・・・でも「愚かにも気高い」「果てしなく遠い どんどん遠くなる ゴールを〜」のくだりは好き。何と言われようが、俺達はやるのさって感じでね。ライブのときも良かった。松本さんが寝転びながら弾いた時はかっこよかったなぁ・・・!
Nightbird
こういうバラードは久々でいい感じだなぁ・・・王道的なバラードもいいけど、松本さんはこういう曲の方が得意そう。イントロの打ち込みのピアノに絡むギターが滅茶苦茶雰囲気出てて良い。稲葉さんも上手い具合にファルセットを使って、夜の静寂さを表現してます。ただねぇ・・・ストリングスとピアノ、生でも良かったと思うんだけどなぁ・・・最近、B’zで小野塚さんのピアノが聴けないのが悲しい。TMGでも一曲だけだし。まぁ、愚痴は置いといて、サビは畳み掛けるようにどんどん歌が迫ってきます。感情が一気にあふれ出るような感じでしょうか。ギターソロはもう少し凝っても良かったんじゃないかな。月光みたいなの期待してたんだけど、個人的に。「その寝顔も髪のぬくもりも知らないで〜」のくだりはかなり好き。何か詞も昔っぽいし。
ブルージーな朝
夜が終わって目が覚めれば朝です。ベース音に導かれて、ジャジーな楽曲が始まります。しかし、さすがジャズの専門学校行ってただけあって、こういう曲も松本さん、そつなく仕上げます。音的にはちょっとお洒落な感じですよね。だから、僕の曲のイメージは高めのマンションの一室の朝です。普段は別に不幸とか思ってないけど、ふとした時に「あんま幸せって言えないな〜」と、思ってしまうそんな女性の話ですね。実際どうなんでしょうね?僕は女性じゃないので、こういう歌詞書かれても、「あぁ、そういう感じなのかな」などと勝手に納得しますけど、こういう歌詞は結構的を得ているんでしょうか?女性の皆様方にお聞きしたいところです。この曲の大きな目の付け所は、クリス初参加。TMG一寡黙だった男がここで初登場です。