Daily "wow"

たまにしか更新しないのに文章長くてすみません。

Fly The Flag
ちょっと変わったギターのイントロから始まるゆったりめの楽曲。どちらかといえば、稲葉さんのソロっぽい「間」を重視した曲ですね。激しい曲調というわけでもないのに、結構体の奥まで響いてくる感じ。
Aメロは歌詞の合間を縫うように、ギターがズンズン鳴っているんですけど、これが結構気持ちよいですね。歌詞と一緒に体の中に、曲そのものが染み込んでいく感じがします。でも、この歌詞はちょっと暗めですよ。「思いっきり泣いてみても誰も振り向かない」って、どんな環境で泣いてるんでしょうか。でも、本人は気にしてないようなので、まぁ、良しとしましょう。
「世界は僕を待ってる」と、やや自信過剰、もとい、自信満々な歌詞を受けるようにしてBメロは加速。ここのメロディは中々かっこよい。というか、サビが引き立つ。
Fly The Flag」という掛け声で、ゆったりとしたメロディのサビに突入。サビはゆっくり過ぎる気もするけど、僕は好きです。何か大きな旗を一人で振ってるような光景が思い浮かぶんですよね、このサビ。稲葉さんには珍しく、駄目な僕を責める歌詞じゃなくて、駄目な僕が頑張ってる事を訴えかける歌詞。僕は努力は人知れずってのが好きだから、歌詞だけ見たらそんなに好きじゃなかったろうけど、幸いANNで歌詞より先に曲のイメージの方が先行して、旗を振るイメージが鮮明に頭の中に描かれたので、うん、好きですよ、この曲。
具体的なイメージの思い浮かぶ曲っていうのは好き。それも単純な風景描写で、イメージさせるんじゃなくて、いくつかのフレーズと曲だけでイメージが浮かび上がるような曲は特に。
ま、それはさておき、個人的にやっぱりこの曲の「イイ!」ところは間奏以降ですね。2番のサビが終わったところで、一回クールダウンして、そこに今にもぼやけそうな声で「見えるよ あの空はいつもそこに」と天に向かって旗を振ってる男ならではの、「空」への想いが告げられると、ギターソロで加速。
BAD COMMUNICATIONを彷彿とさせるソロなのですが、最近にはあまりなかったパターンのソロだから物凄くワクワクする。「この先はどうなるの!?」って感じで。曲の変化は本当に好きな人間なので(笑)
まぁ、サビに戻るんですけどね。でも戻り方がかっこいい。歌詞の通り、何かが「ぶっ壊れそう」で「破れてしまいそう」なスピーディーでギリギリな感じから、一気に大きなメロディに戻る。
ギリギリchopはもちろんのこと、Thinking of youでもあったけど、稲葉さんはギリギリの所で踏みとどまる感覚が好きみたいですね。完全に落ちるわけでもなく、でもすぐ側に危険のある感覚。・・・Mだな(爆
最後はまた加速するのかな、と思わせておいて、またしても「Fly The Flag」の囁き声で引き戻されて(こうしてみると警告の声みたいに聞こえますね)、アクアブルーへ。彼女は見てなくても、アクアブルーは彼の涙を見てるんじゃないですかね?

こんな所でトラバ(終了)っと。id:ZO353:19860830