俳優、徳重聡(28)主演の映画「俺は、君のためにこそ死ににいく」(新城卓監督、5月12日公開)が世界公開へ向けて始動したことが24日、分かった。英題「FOR THOSE WE LOVE」で、英語字幕が先月末に完成。来月からアジア、欧米を中心に世界配給の交渉に入り、第60回カンヌ国際映画祭(5月16〜27日)のマーケットで世界初披露される。
特攻隊の若者たちの生き様を史実に基づきリアルに描いた青春群像劇が世界の空へ飛び立つ。
製作・配給元の東映によると、世界的にほとんど知られていなかった特攻隊の真実を描いた作品として製作決定時から海外メディアの問い合わせが多く、仏紙ル・モンドが2月15日付紙面で同作にからめて特攻隊の特集記事を大々的に掲載。3月2日に都内で行われた同作を成功させる会にはロイター、ロサンゼルス・タイムズが取材に訪れた。
こうした注目度と、もともと製作総指揮・脚本の石原慎太郎東京都知事(74)、徳重、窪塚洋介(27)、岸惠子(74)ら主要キャストが以前から世界の人々に観てもらいたいと強く望んでいたことを受け、世界公開を目指して始動。約40カ国への配給を見込んでいる。カンヌでは、マーケット内の試写室と市内の映画館で上映。最も多くの海外バイヤーを集める映画祭だけに「売れない例はない」(東映)と世界公開は、ほぼ確実と見られる。
FOR THOSE WE LOVEって上手い訳ですね。