Daily "wow"

たまにしか更新しないのに文章長くてすみません。

Triumph

Triumph ~第二次領土拡大遠征の軌跡~(DVD付)

Triumph ~第二次領土拡大遠征の軌跡~(DVD付)

こちらは写真集。昨年行われた第二次領土拡大ツアー(アルバム準拠ではないツアー)の模様を収めた写真集ですな。高いだけあって大層大きく立派な装丁です。写真はライブの曲順に収められている。うん、それだけ。写真について語る術を僕は持たない。重要なのは特典として付いている約60分のライブDVD。聖戦のイベリアの三曲を含むメジャーデビュー3周年記念ライブのエッセンスだけを収めたDVD。
まずは、昨年唯一のリリースとなった聖戦のイベリアの模様。映像は無論、ナレーター役の深見さんが登場した当日祭のもの。じまんぐと三姉妹の長い掛け合いは残念ながらカット。複雑な構成をした曲たちなのだけど、視覚的にも聴覚的にもCDと遜色のない出来。Elysionライブから比べて演出もバンドもぐっと成長したな、とつくづく感じさせる。悪魔の人のボーカルは少々低音を意識しすぎてるきらいがあるけど、音を盛大に外すというレベルでもない。
つづいて、メジャーデビューを飾ったElysion〜楽園への前奏曲〜のメドレー。これは生で聞いた時も嬉しかった。二期に入ってから、一期の曲をライブで聞く機会は少ないですからね。魔法使いサラバントなんかは複数の歌姫を擁する今こそ映える曲じゃなかろうか。本当は、CDのあらまり+霜月嬢の編成が聞けるならそれがベストですけど。じまんぐだけは変わらない胡散臭さで、何故か預言者の格好のまま参戦。檻の中の花の語りが聞けて幸せだった!
このライブ及びDVDの白眉は恋人を射ち堕とされた日。要は恋人を射ち堕とした日のYUUKIと陛下のデュエットバージョン。元々人気がやたら高い曲(サンホラには珍しく他の曲との関わりも薄いのにね)をスローバラードの形にアレンジし直したこのバージョンは原曲に勝るとも劣らぬ出来。原曲が語りを交えて(「忘レモノハ在リマセンカ」のタイミングが神がかっている)、恋人と引き裂かれる情景を突き放した感じで歌っているのに対して、ライブバージョンは寄り添う二人の恋人のイメージ。原曲にはない最後の歌詞がいい味出してますね。
11文字の伝言〜朝と夜の物語のHiver復活は本家サイトを見てた人たちには号泣もの。かくいう僕もその一人。青い光に導かれて、マイアヒを歌ったHiverを僕は忘れない。
<ハジマリ>のクロニクルだけは後夜祭の映像。だって、他の日はやってないもん。メンバーが交互で歌っていくのが印象的。原曲には戦いへ赴くルキアの台詞が感動的だったけど、ここでは代わりに陛下の今後の決意を込めた語りが入ってます。
概ね満足ではあるのだけど、凱旋前にやっていたThanatosの楽曲や、ABBYS登場のシーン等、まだまだ見たかったものは多いなぁ。Motherも入ってないし。え?ボーナストラック?それは超←重↓力↑!!が鍵だ。即ち...光をも逃さぬ暗黒の超重力。