Daily "wow"

たまにしか更新しないのに文章長くてすみません。

B'z LIVE-GYM 2017-2018 “LIVE DINOSAUR”

遅くなってしまいましたが、LIVE DINOSAURの映像が発売されております。LIVE DINOSAURツアーはクリスマス公演、大晦日公演、Pleasureを発表した千秋楽公演と特徴的な公演がありますが、いずれでもなくさいたまスーパーアリーナ公演の二日目での収録となりました。さいたまスーパーアリーナ公演での映像化はこれが初めてです(福岡Yahoo!ドームの映像化もないはずなので、クリスマス公演を映像化してもよかった気がしますが、C'monでクリスマス公演は映像化済なので避けたのかもしれません)。
自分自身は前日のさいたまスーパーアリーナ1日目、その前週の東京ドーム公演2日目に参加してますが、セットリストは全く同じです。さいたまスーパーアリーナの1日目はバンドn演奏が怪しい部分もあったと記憶していますが、さすがに持ち直してきています。
DINOSAUR収録曲はもちろんですが、目玉は2002年以来の演奏となったFIREBALL、1994年以来の演奏で初映像化の赤い河でしょうか。ROCK IN JAPAN同様にビリビリと響くような稲葉さんの声が特徴的ですが、そのせいもあってFIREBALLは2002年よりも俄然迫力が増したように感じます。赤い河は原曲にかなり忠実な演奏です。とはいえ、原曲が未熟さを嘆くような勢いがあったのに対して、歳を重ねた分の落ち着いた感じが出ています。映像と歌詞もマッチングしていて、この作品のハイライトと言ってよいかと思います。
DINOSAURの楽曲はQueen Of The Nightを除いて全てが演奏・映像化されました。元々パワフルな楽曲が揃ったアルバムですが、ライブでは一層力強いものとなっています。リフをMCのネタにした弱い男、バンドの絡み合いを強調したハルカ、長い冒頭のギターソロをさらに長くしたDinosaurあたりが個人的には印象に残ります。SKYROCKETとPurple Pink Orangeは逆に少しノリが難しいなと感じました。
イチブトゼンブ、Still Alive、ultra soulはROCK IN JAPANから続投している三曲です。SCENESの映像にもありましたが、イチブトゼンブはアレンジを変えることで少し印象が変わりました。Still Aliveとultra soulはROCK IN JAPANの熱狂を再現しようという意気込みが伝わってきます。
ひとりじゃないから-Theme Of LIVE-GYM-が流れる中、二人が退場すると、会場でも客だし曲として流れていた未発表のバラードが流れてきます。君を気にしない日など、それでもやっぱりの系譜を受け継ぐ地に足の着いた感のあるバラードです。Aメロの落ち着いたトーンや二番サビからの転調といった部分は稲葉さんのソロにも通じますね。かなり低めの視線で今回の会場周りの風景を捉えた映像と、アリーナ公演含む各地でのライブ映像をバックにエンドロールが流れます。冒頭の雪まじりの風景に、ピアノとストリングスのイントロが流れるシーンが妙にマッチしてます。
最後はDINOSAURのジャケットとなった森が現れ、中央のカラフルな卵が微かに揺れるムービーが流れて映像が終了します。ジャケット、ライブでの映像演出からBD/DVDの締めまで綺麗な流れを作ったなという印象です。
初回盤はPleasureで利用できるようにペットボトルケースが付属しています。並べてみて気づいたのですが、紙ケースがプラスチックのケースをすっぽり覆っています。ジャケットのデザイン上の問題かもしれませんが、BD特有の紙ケースの上からプラスチックケースの頭が出ているのがあまり好きではないので、これはありがたい。
発売直後にPleasure 2018 -HINOTORI-が開幕しました。今はアリーナを回っていますが、8月からは日産スタジアムからスタジアム公演が始まります。HPではスタジアム公演に向けて、演出のためのエキストラを募集開始しており、期待が募る一方です。