Daily "wow"

たまにしか更新しないのに文章長くてすみません。

Rolling Stone Japanを読みました。

INABA/SALASが表紙を飾ったRolling Stone Japanが先日届きました。アルバムが完成した直後のホットなインタビューーですが、個別の曲へのコメント等はほとんどなく、2枚目のアルバム作成、ツアーについての背景や意気込みを語っています。

  • サラスが最初に今作用に曲を作って稲葉さんに送ったのは2年ほど前だが、B'zが忙しいみたいで興味を示してもらえなかった(稲葉さん曰く興味ないわけじゃないけど色々来るから、とのこと)。実際に2018年はLIVE DINOSAUR、HINOTORIの真っ最中でそれどころではなかったんでしょうね。
  • 1枚目は当たり前だけど手探りみたいな部分があったが、今回はもっとクレイジー。インタビューの内容を読み取ると前作よりもハードな出来になっている模様。
  • 一方で二人が音楽をリアルタイムで聞いた80年代の影響も強く出ていて、シンセサイザーをかなり使い込んだ内容になっているように見受けられます。サラスはシンセサイザーの良さについて語る一方で、シンセサイザーだけで音楽が終わってもいけないと熱く語っています。
  • 僕個人の意見では稲葉さんは元々は生々しいサウンドを好む傾向が強くて、B'zのアレンジに加わったころからB'zは打ち込みの数が減ったし、ソロも生音を重視した作品が多い。ただ、ある時期からまた嗜好が変わってきて、羽やCHUBBY GROOVEでは一気に表面化したように思います。ただし、あくまでも楽器としてのシンセサイザーが良いだけで、ライブで再現できないような良く分からない打ち込みは好きじゃなさそう(私見です、あくまでも)。
  • レコーディングは相変わらず方々で行われた模様。ただし、稲葉さんは最後のカナダ以外は行かなかったとのこと。サラス自身はデータでのやり取りを好かないらしく「時間も金も手間もかかるし、マネジメントには嫌がられるが、これこそアルバムの作り方である」と力説。
  • タイトルはやはりHuevo(スペイン語で卵、スラングは調べてください)をもじったもの。自分たちだけの言葉にしたいので敢えてスペルをサラスが変えたとのこと。アーチワークもそれに因もうとしたがさすがにやり過ぎなのでやめたらしい。
  • 同じくツアー名も深い意味はなくて、同世代のバンドがフェアウェルツアーに沢山出ているのを見て、ふざけた付けた模様。アルバム完成がいつか不明ですが、この時点では二人ともコロナについてはどうしようもないので、中止を前提にはしていないとのこと(稲葉さんはリッチだからいいが、自分には子育てもあるんだしと、サラスが茶化してます)。

大雑把に内容を書くと上記のような感じでしょうか。CHUBBY GROOVE以上に振り切った内容を作ってやったぞという自信がうかがえるインタビューでした。歌詞については今回は一切触れられていないので、個性的なタイトルや中身については分からずじまいです。

とは言え、日々被害が深刻になる新型コロナ。INABA/SALASはもちろん松本さんのソロツアーも中々実施は難しいのではないかと思いますが、公式サイトはマッチングサイトの延期を伝えるのみです。中止なり延期なりするなら早めの方がいいとは思うのですが・・・。