Daily "wow"

たまにしか更新しないのに文章長くてすみません。

Weekly Review

ZERO

ZERO
個人的に大好きな一曲です。ライブではTIMEツアーで未発表曲として登場してから昨年のIT'S SHOWTIME!!ツアーまで、歌われなかったツアーはない(公演によって外れることはありましたが)という、定番中の定番。見せ所が多いんですね。歌が始まる前に二人がくるくる回ったり、間奏でホーンのかわりをギターがやってみたり、ラップがあったり、ドリル奏法があったりと。去年のBIG MACHINEツアーで消えたときは、ちょっとショックでした。
閑話休題
これがシングルとして出たのは92年。ALONE、BLOWIN'と一般ウケ抜群の大ヒットシングルの後でした。これが出た時はファンの方は相当戸惑ったと思いますよ。いきなり、アヤシイピアノのイントロから始まって、稲葉さんは太いシャウト(丁度、稲葉さんの声が中低音に変わった時期ですね。怒涛のIN THE LIFEツアーをくぐり抜けて、力強くしっかりした声になってます。シャウトもそれまでのとは質が違います。)。曲も(当時にしては)重たく、変則的です。しかもノンタイ。B’zがシングルで初めて己のルーツであるHRを一般の方に明らかにした瞬間でした。だから、このシングルこそがロックバンドとしてのB’zのデビューシングル、ZERO地点なのではないかと個人的に思ってます。無論サウンドだけじゃないですよ、この曲の良さは。タモリさんも脱帽した「交通渋滞」を歌詞にもってくる言葉のセンスや、ZEROをポジティブなものとして捉え、もう一度やり直してみようか、という歌詞は最近の「終わりは新しいことの始まり」という歌詞にも通じるものがあります。ところで砂漠って何砂漠だろう・・・?まぁ、何にせよ、ライブでノレる曲であることは確かです。あぁ、B’zに今会いたいすぐ会いたい。ステージの真ん中で(笑)
恋心(KOI-GOKORO)
説明の必要があるのかどうか・・・B’zの2nd Beatの代表曲。ZEROで硬派な感じを出したのでこちらではIN THE LIFE以上にポップにっていうことです。ライブの振り付けもあって人気抜群。最近はライブの定番だけど、juiceツアーで復活するまでは結構レアな選曲だったりするのです。「先生」と呼びかけながら苦悶する青春な感じや、松本さんを登場させるお茶目な歌詞が人気の秘密でしょう。個人的にはそのBメロの歌詞やコーラスもいいんだけど、その横で鳴っているギターの音が凄いいい感じだなぁ、と思うのです。あと、ドラムもいいですね。この頃のシンバルをあまり鳴らさないで、ドシンドシン(?)といった感じのドラムは大好きです。最近のキビキビした感じのも嫌いじゃないけど。そうそう、ライブバージョンは良いものが多いですね。GREENツアーのアコースティックバージョンは新鮮な感じがしました。こういう曲にもきちんとした骨組みがあってアコギ一本でできるんだな、と。渚園バージョンの陽気なバージョンもいいですね。個人的には「バレちゃマズイ」や最後の「忘れない!」のメロディの崩し方が好きです。
総評
B’zってどんな音楽やってるの?と言われたら、まずこのシングルを聞かせてあげればいい(ギリギリchopでもいいけど)。それくらいB’zのロックとポップの二面性が高い完成度で好対照に表れたシングルです。

そういえば、言うの忘れてましたが、be with?の僕のレビューに関しては同じものが発売年から丁度10年前の日記に、置いてあります。まぁ、読み返したいという奇特な方はそっちから読むことも出来ますです。