アクアブルー
アルバムの中では比較的ポップな一曲。様々なメロディが出てくるけど、構成としては熱き鼓動の果てに近い。ただ、いわゆるポップと呼ぶには、メロディがいわゆる売れ線どころから外れてる気がするなぁ、と僕は思わないでもないんだけど。
イントロなしで、ギターをバックに「アクアブルーが静かに〜」と稲葉さんのボーカルが入るんですが、ここの時点では「アクアブルー?光る?何?」って感じですが、まぁ、焦らずに。おいおい分かりますよ(笑)
で、いきなり女性視点に切り替わって、痛烈な質問が浴びせかけられます。そこまで言うか、というくらい厳しい歌詞ですよ。そんなこと言われたら、黙ってうつむいてしまいそうな勢いです。
個人的にBメロの所が好きですね。歌詞も印象的だし、メロディもスピード感があって。
で、サビ。ここでようやく、分かる人にはアクアブルーが携帯電話の着信の際に光るライトだって分かるわけです。
状況としては彼から電話がきているのだが、意図的にかそれとも目の前の誰かに夢中で気づかないのか分からないけど(多分前者)、取らないでアクアブルー色のライトだけが静かに部屋の中で点滅している、と。ドラマで出てきそうですよね。非常に想像しやすくて、良いのですが・・・・これって浮気ですよね?しかも、冒頭のあの質問・・・女の人は恐い強いですな。
二個目のサビ、つまりは冒頭のメロディで、再び主人公の女性に警告するようにアクアブルーが全て見ていると歌う稲葉さん。
んー、割と書くことがない曲ですね。アルバムの中では割と歌詞も具体的で分かりやすいし、ギターソロもサビメロをなぞるパターン、と結構王道なんであんまり言うことがないんですよね。B’zファンなら特にためらいなく聞ける楽曲。
最後のほうで歌詞の世界がちょっと広がりますね。「知らないことばかりで この星はまわってる どうしようもないわけで だれもが泣いている」の部分で、単純な男女関係だけじゃなくて、それこそ愛のバクダンの「裏切り抜け駆け」っていうのを世界レベルで見てる感じ。要は、どんなに理屈をこねて誰かを裏切ってもきっと誰かが見てるぞ、と。小さい頃に親に「悪いことをしても神様は見てるぞ」と脅されましたけどそれと同じですね。
最後は久々に「ラララ〜♪」で締めてます。これは、さしずめ着メロの音といったところでしょうか。「着メロまで鳴り始めたんだし、そろそろちゃんと向き合ってもいいんじゃない?」というメッセージに取るのは深読みしすぎかな。
ほい、トラバ(id:ZO353:19860830)っと。