ライオン

ライオン

ノーザンクロスのクオリティにとにかく感嘆の念を禁じえない。シェリル＝May'nの楽曲はバンド、打ちこみ、ストリングスが混然一体となった豪奢なサウンドが魅力ですが、娘フロ。収録のインフィニティなどのアッパーな曲の流れをくむこの曲は確かに名曲。インパクトでこそ射手座☆午後九時Don't be lateに負けるが、疾走感なら既発のどの曲にも負けない。個人的にはサビの早口パートが一瞬途切れる瞬間が気持ちいい。これ、昔の浜崎さんの楽曲に少し似てるかもね。もうちょっと荒っぽいけど、早口な部分とかは似てる気がする。歌詞がねぇ、本編と関係なかったらいいなぁ、と思う今日この頃。
表題曲のライオンもランカ＝中島愛よりはシェリル＝May'n向きの曲。キーボードのキラキラしたイントロで始まるスピーディーなナンバー。ライオンというよりは虎が疾走してそうなイメージの楽曲。曲調は違えど受けるイメージはヘミソフィアと同じか。メロをきっちり半分に分けて、シェリル＝May'nとランカ＝中島愛が歌う形式。サビも片方がコーラス、片方がメインという形式、基本的には。ランカ＝中島愛の歌は決して悪くないが、元々ふわりとした声が魅力なので、鋭いシェリル＝May'nに比べると少し軽く遅く感じる。最後のファルセットとかはナイスだけど。デュエットとしては娘フロ。収録のWhat 'bout my star?の方があってたかも。この曲はむしろ各ソロを聞いて比較してみたい。