稲葉さんのライブ映像作品「Koshi Inaba LIVE 2024~en-Zepp~」が本日リリースとなりました。
店頭販売はDay1~Day6のばら売りのみですが、6枚をまとめてドキュメンタリー映像や特典等を付属させた完全受注生産限定の「COMPLETE CUBE」を昨日、丁度稲葉さん61回目(!)の誕生日に入手した方も多いのではないかと思います。
5ERASのイメージがあるので、何となく物凄く大きなパッケージのイメージがあったのですが、「COMPLETE CUBE」は比較的常識的なサイズ。ディスクがいわゆるトールパッケージではなく、CDアルバムサイズのパッケージに収められ、それを厚めの外箱で包んでいるといえばお分かりいただけるでしょうか。外箱を包むフィルムは綺麗には剝がせないタイプ。フィルムに貼られたシールも保存したい人は、箱の取り出し口部分のみをカッターなどで上手く切り取るしかないかと思います。
さすがに値が張る一品だけあって、外箱から中のパッケージまでかなり豪華な装丁になっています。スタンド、ノート、ペンシルなどの小物は一つの小箱に収納し、ディスクは昔で言うで次パッケージ仕様の中に収めています。写真集も同サイズでライブ映像をふんだんに使用。昔と違ってライブ写真をたくさん放出する場がないので、映像とはまた違うライブの記録としてよくできているかと思います。その他、私も付属を失念していたのですが、演奏曲の分厚い歌詞ノートが付属しています。写真などは使っていませんが、上質な紙に縦書きで歌詞が記載されており、詩集のような作りです。良くも悪くも上質なもので、これを見ながら映像は見ることはできなさそうですが。
ライブ本編とは別に付属したおよそ2時間のドキュメンタリー映像「DOCUMENTARY ~Surviving en-Zepp~」、こちらをまずは鑑賞しました。
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稲葉さんへのミニインタビューから始まり、リハーサル映像を中心に収録されています。enⅣでは冒頭から調子が悪い稲葉さんが映し出されましたが、今回はバンドメンバーと共に膨大な曲数をこなしていく様が映し出されています。12日間に及ぶリハーサルの中でホワイトボードに貼られたセットリストを睨みながらとにかく練習をこなしていきます。リハーサルということで稲葉さんはそこまで声を出していませんが、Zepp Haneda現地でのリハーサルに移ったところでその理由が明かされます。リハーサル初期の段階から喉の調子が悪いとのことで、専門家の方を呼んで喉のケアの方法を確認しています。ここで提案されたのが、enⅣでずっと映されたアイシングやストレッチです。今までは自己流のケア、昔はそういった細かいケアなんてなかったと稲葉さんは笑いながら、アイシング等に取り組むことになります。
基本的にはリハーサル会場入りしてから出るまで、Zepp Hanedaに来て、吸入・リハーサル・気合入れ・本番を経て会場を出るまでを繰り返し映しています。enⅣが冒頭から喉の調子を悪くしているという緊張感との戦いなのに対して、en-Zeppはとにかく曲数との戦いです。稲葉さんがアイシングしている絵が多かったせいか、enⅣの方がSurviving感は強く見えますが、バンドとしてはほとんどやったことない曲をノンストップで演奏するen-Zeppの方が不安は大きかったのかなと思います(とはいえ、流石プロ、笑いながらこなしていますが)。
B’zの場合には、面白い、笑えるような映像を切り抜いて一つのドキュメンタリー映像にまとめることが多いですが、それに比べると淡々としたドキュメンタリー映像かもしれません。松本さんとの遠慮のない会話や二人で色々なことをシェアできる余裕の有無というのが映像の内容に違いを生んでいるのかもしれません。逆を言うと、何もない部分も含めて素のままに映し出したドキュメンタリーなんだということが伝わってきます。
bz-vermillion.com
ライブ本編については順次、ゆっくり鑑賞していきどこかで感想をまとめられたらなと思います。
