Daily "wow"

たまにしか更新しないのに文章長くてすみません。

ONE LOVE

ONE LOVE

ONE LOVE

とりあえず、長い。18曲72分。まさに大作。とりあえず、前作HEAVY GAUGEまでのGLAY像を一新させたアルバムであることは確か。ん〜、あ〜、とりあえず長いし、一貫したコンセプトみたいなものがないから感想もまとまらないんですよね。実験的な要素を、特に煮詰めないまま詰め込んだアルバムかな、あえて一言で言うなら。
ALL STANDARD IS YOUの緩やかともいえるオープニングには意表をつかれた。いつもはもっとノリノリに始まるのにね。物凄く良い曲ではないはずなんだが、妙に頭に残る曲だ。B'zで言えば愛と憎しみのハジマリみたいな、割と異端な感じの曲。静かに訴えかける。
次のWET DREAMの方がむしろ一曲目っぽい。繰り返される「今朝ベッドからRevolution」というフレーズが印象的です。TERUのはっちゃけ具合も良いですね。前の曲と非常に対照的。
GLAYの漢字二文字曲はどれも素晴らしいロックナンバーだと思う。嫉妬。シングルっぽいけどシングルじゃない。畳み掛けるような勢いのあるサビが全て。あ、嘘。サビの後の「JEALOUS BEAST I'm in the mirror!」の部分もとてもかっこいいです。
HIGHWAY NO.5はBOHBO NO.5みたいなタイトルだな。それくらいしか思わない。割と普通のハネた曲。
Fighting Spiritは人生曲だけどpure soulとかSTREET LIFEの方が断然良いね(キッパリ)この手の歌詞を歌うには曲調が中途半端。
THINK ABOUT MY DAUGHTERの歌詞のセンスはBON JOVIのI GOT THE GIRLと同じですな。「成長(すがた)」という言葉とタイトルがなきゃラブソングだと思ってしまう。若々しいサビがナイス。
ひとひらの自由はシングル。これとSTAY TUNEDもシングルなんだけど、正直今はまだ好きにはなれない。何かのきっかけで好きになるかもしれないけどね。
VIVA VIVA VIVAとmister popcornは実験してみました、どうぞお試しくださいという感じの曲。興味深くはあるが別に好きではない。後者はJIROが作曲だっけ。
MERMAIDと聞けば、同時にSTAY AWAYHOTEL PACIFICが思い浮かぶのは仕方のないことだと思う。これはアルバムの中では一番古いシングルなせいか、雰囲気が前作までのものに近い。GLAYの王道だよね。
電気イルカ奇妙ナ嗜好とPrizeはHISASHI作曲だが、どうしてこうも2曲の間で方向性が違うのか。Prizeはいかにも普通の曲。電気イルカ奇妙ナ嗜好はもう、よく分からん。The BeatlesのMagical Mystery Tourとか、Octopus's Gardenみたいな、ポップなんだけど何か妙に電波な楽曲。
君が見つめた海はイントロのコーラスはいいんだけど、ちょっと曲を軽くしすぎな気がする。
夢遊病は佳曲だと思う。ふわふわした一番Aメロが二番では演奏のせいで妙におどけて聞こえたり、ギターソロが赤ん坊のように泣いてたり、良い方向で実験的だと思う。まぁ、僕がたまたま好きなだけかもしれないけど。
Cristmas Ring。GLAYの冬の曲としてもバラードとしてももう一つといった感じ。まぁ、王道バラードをやりたくなかったんだろうけど、その割にはサビは王道的なメロだな。二番からは割と好きかも。
GLOBAL COMMUNICATIONはシングルですね!これは気に入った。「Ooh yeah!」というとぼけたシャウトが連呼されるのが妙につぼにはまってしまった。あと、サビへの入り方が非常に絶妙だと思う。「GROWING UP」の掛け声もまた良し。
ONE LOVE〜ALL STADARD IS YOU Reprize〜は終わりのためのインスト。まとまりのないアルバムを何とかして締めようとするための曲に聞こえなくもない。
以上、18曲。いくらなんでも、やはり詰め込みすぎてる感が否めない。実験的な方向にいくのなら、もっとすっきりまとめるべきだったし、ボリューム感を出すなら要所要所に王道のキラーチューンを入れたりして、飽きさせない流れを作るべき。まぁ、でも総じて興味深くはありました。