PVフル公開

GO FOR IT,BABY-キオクの山脈-(初回限定盤)(DVD付)

ラジオが解禁になったと思ったら、YouTubeのオフィシャルページでPVがフルで公開されました。C'monの時もそうでしたが、そんなにあっさりとPVをフル公開していいのか、と余計な心配がわいてしまいます。
まぁ、見るんですけどね。今回もペプシのCMとはまるで別物のPVです。非常にサイケデリックな色合いに加えて、演奏するバンドやダンサー全員が何重にも分身するというユニークなもの。70年代のPVにありそうな雰囲気。とにかく何かにつけて、ぐるぐると回転する。PVというよりMADにありそうな感じの編集ですね。
曲はというと「GO FOR IT, BABY…」の不穏な雰囲気のコーラスから始まる。「Yeah!」の短いシャウトで、B'zらしい骨太なロックが展開する。CMでサビについてはかなり聞き慣れているのだけど、改めてシングルらしからぬハードな曲だなと実感。語りと歌の中間を行き来するAメロから、サビまでの勢いをためるBメロ、そして、コーラスと一体になって押し寄せるサビ。コブシヲニギレとかBLACK AND WHITE、直近ならデッドエンドを思い出すような気持ちのいい曲。もちろん、その三曲に比べたらシングルだけあって、とっつきやすいのだけど。
二番のサビが終わると、二人が背中合わせでぐるぐる回り始め、Cメロを歌い出したのは、なんと松本さん。夢のような日々以来の、そしてとうとうシングルでのボーカル披露。CMでは聞けないスペシャルな部分とはこれでしたか。稲葉さんの静かなコーラスに乗せて、味わい深いボーカルを久々に聞かせてくれる。この部分だけ一人称が「俺」というのにニヤリとさせられる。「Yeah」の声でギターソロに突入。いつになく長く、気合いの入ったソロ。さよなら傷だらけの日々よやDon't Wanna Lie同様に、バンドが一体になっておっきな音を聞かせた後で、ギターソロが登場するという構成。最近、好きなんですかね、この構成。
最後のサビでは「GO FOR IT, BABY」が「I LOVE YOU, BABY」になり、稲葉さんの「Oh Yeah!!」の声でクライマックスを迎える。
50枚目のシングルということなのか、ハードながらも色々な要素を詰め込んだ曲で聞いてて楽しいですね。デッドエンドを思い出すと書いたけど、曲のアレンジとかはMAGICの方が近い。是非とも、すぐにでもライブで聞いてみたい楽曲です。