Daily "wow"

たまにしか更新しないのに文章長くてすみません。

UNITE / B'z

B’z presents UNITE #01の全4公演が無事終了しました。昨日は映像解禁ということで、B'z、Mr.ChildrenGLAYの映像が少しずつですが情報番組エンタメ枠で流れております。客席を見ると1席ずつ確かに空いているのですが、遠目だとあんまり気にならないような入り方でした。ステージも全容は分かりませんが、炎の特効などかなり派手な内容だったようです。
それぞれが12~13曲を演奏し、互いの楽曲でのコラボを果たしているとのこと。Mr.Childrenとは「Everything(It's you)」「さまよえる蒼い弾丸」、GLAYとは「彼女の"Modern…"」「ultra soul」の計4曲を共演。GLAYは王道ですが、Mr.Childrenとの共演曲はどちらも意外という印象。映像はB'z曲の共演のみ流れていたので、Mr.ChildrenGLAYの曲のB'z参加は配信待ちです。B'zは事前予告通り、「UNITE」「ultra soul」を除く全曲を入れ替え。「ultra soul」がGLAYとは共演だったことを考えるとほぼ全曲入れ替えです。5ERASの経験が生きていると言っていいでしょう。選曲自体はPleasure公演の選曲を二つに割ったようなイメージですが。どちらかというとポップ派手目なのがMr.Childrenとの公演、ややロック寄りがGLAYとの公演でしょうか。
また、途中にはテレビ朝日 DREAM FESTIVAL 2021を挟んでいます。こちらは大阪城公演の予行演習も兼ねたような選曲ですが、「UNITE」「恋心(KOI-GOKORO)」「さよならなんかは言わせない」はなく、代わりに「今夜月の見える丘に」がMr.Children公演から続投。
計5公演、Whole Lotta NEW LOVEツアー以来の有観客のライブとなりました。幸いにして新型コロナも今は感染者が減少傾向にあるので、このまま有観客公演が増えることを祈るのみです。
さて、前置きが長くなりましたが、プロジェクト名でもある新曲「UNITE」が配信シングルとして本日0時よりリリースされました。サブスク解禁時に「きみとなら」のリリースがしれっとありましたが、純粋な新曲をリリースするのは「NEW LOVE」発売以来。シングルは「声明/Still Alive」以来4年ぶりと言っても良いと思います。
音圧が非常に高いギターのご機嫌なリフから始まりため込むような短いAメロから気持ちを抑えられないと言った様子の楽し気なBメロ。ドラムのブレイクからお馴染みのキャッチーなサビが登場。先行して映像が出ていたのはこの一番サビからギターリフに乗せて「Na Na Na」と歌うところまで。
二番からは遊び心が前面に出てきて「聞いたことのないようなそのフレーズ」では、歌詞に呼応して松本さんのギターのフレーズが割り込み。コーラスも少し厚くなり、主旋律の裏ではっちゃけったように短いシャウトが聞こえてきたり。二番のサビはビックリするくらい能天気なフレーズが飛び出てきたかち思うと、「You'll see tonight」の囁き声と共にキーボードの壮大な音が流れ出し、低い声でのオペラっぽいパートが登場。後半で気持ちの良くドラムの音が鳴りだして、ギターソロが炸裂。ギターソロもメロディはシンプルながら前半はちょっとかわった響き方をしてます。後半はわざとらしいまでにB'zらしく弾き倒し。
最近では珍しく、Bメロを繰り返してから最後のサビ、しかもサビを二回繰り返すという良い意味でしつこい構成。「わかあああるでしょう」の声の裏で楽しくシャウトして、一番サビを繰り返すと「You will see!」の声でフェイク気味のラストサビ。最後は再びB’z presents UNITE #01のフレーズが登場し、ギターの意外な演奏で幕を閉じる。
よく言われているように「The 7th Blues」の「MY SAD LOVE」っぽいキャッチーなロックですが、個人的には曲の方の「MAGIC」の程良いバンド感と思すぎないメッセージを感じました。
歌詞は一番は思い切って気になるあの人に声をかけてみようという片思いから一歩踏み出したような内容なのですが、歌詞が進むにつれて今のご時世やMr.ChildrenGLAYとの共演も織り込んだような内容になっているのが流石(一番も相手をMr.ChildrenGLAYとも読めますしね)。個人的には最後のサビの「人任せじゃ回らない情熱の歯車 君の手に僕のこの手を添えてみましょう 頬を染めて 痺れる」という歌詞が文字通り痺れますね。ラブソングだとちょっとクサいかもしれないけど、「UNITE」みたいな歌詞でこの瑞々しささえ感じる歌詞を最後に差し込んでくるのはさすが稲葉さんだなと。文字見てるだけでも気持ちがいいタイプのフレーズです。
いわゆるシングルCDの1st Beatとはまた違う感じですが、久々にB'zらしい部分を詰め込んだような楽曲ですので、当分はヘビロテでしょうか。

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