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たまにしか更新しないのに文章長くてすみません。

B'z presents UNITE #01 大阪城ホール公演

9月18日~9月19日にかけて行われたB'z presents UNITE #01の大阪城ホール公演が10月4日20時より配信開始となりました。5ERASが土曜日配信だったのを考えると社会人には帰ってゆっくり見られるか微妙な時間帯かなと思います。

メディア等でも散々放送されている通り、この公演はMr.ChildrenとB'zの共演。桜井さんと稲葉さんの対談がきっかけなのか、はたまたUNITEを念頭において対談が行われたのか分かりませんが、90年代を代表するアーティスト二組による豪華な共演です。90年代はもちろんのこと、ほんの数年前でも考えられなかったような共演です。

Mr.Children SET LIST
01.Tomorrow never knows
02.GIFT
03.himawari
04.口笛
05.Everything (It's you)
06.others
07.DANCING SHOES
08.SINGLES
09.Brand new planet
10.innocent world

まずはMr.Childrenから。頭とお尻を大ヒット曲にしていますが、比較的近年の「GIFT」や「himawari」を取り込む一方で、「口笛」のような懐かしい楽曲も取り入れた構成。全体的に前半戦は大人しめ。「Everything (It's you) 」でのコラボを転換点として、最新アルバム「SOUNDTRACKS」の楽曲を初めて有観客で披露。前半とは打って変わって精力的かつ攻め気なセットリストとなりました。

ステージは比較的シンプルなセットですが、近年のB'zにはよくあるバックスタンドにも客を入れる構成で、バックスタンド向けの通路もセットされています。B'zでいえばInto Free EXTRAが一番近いセットですが、花道がやや長めに取られているのと、アリーナクラスには珍しく上部に大型のモニターが設置されているのが特徴的です。

ライブ会場とは思えないくらい静まり返った会場が映し出され、UNITEのイントロのリフが流れるとモニターにツアーロゴと「Mr.Children×B'z」の文字が登場。

ベースラインが独特なちょっとダウナー気味SEが流れ出し、鈴木さんが登場して拍手を煽るとドラム演奏。徐々にメンバーが登場してSEが止むと間髪入れずにMr.Children最大のヒット曲「Tomorrow never knows」がスタート。マイクスタンドに寄りかかるように桜井さんが丁寧に歌いだしますが、サビ終わりでシャウト。「wow wow」は本来観客が大きく合唱するところですが、ある意味ではとても原曲に忠実に演奏。

「GIFT」は今年がオリンピックイヤーであることを意識した選曲でしょうか。ピアノの音から少しゆったりした調子でで出だしを歌うと、バンドがこの参加。この曲は感情的なBメロからサビへの流れが素晴らしいのですが、ライブだと良さが引き立ちますね。間奏は合唱パートですが、声は出せないので桜井さんが「心の中で!ラララ!」と心の中での合唱を促すと「見えるよ!見えるよ!ありがとう!」と笑顔でコメント。ライブアレンジで入ってくる追加の歌詞がいいですよね。

「どうもありがとう!Mr.Childrenですっ!」とライブ終わりみたいな挨拶から「さぁやるぞ!やるぞー!」と絶叫して「himawari」へ。映画の主題歌としてシングルリリースされた「himawari」は、Mr.Childrenの楽曲の中でも特にドラマチックでハードなバラードです。Cメロから畳みかけるような情熱的なギターソロが印象的な楽曲なのですが、もちろんライブでもしっかり田原さんがソロを畳みかけます。激しい照明演出の中でステップを踏む桜井さんが絵になります。

「改めまして僕らがMr.Childrenです!B'zさん声をかけてくれて本当にありがとう!何よりも皆さん、そのマスクありがとう!窮屈だよね」と各所を気遣う桜井さん。コロナ禍での公演について感謝と喜びを伝えると「口笛」の歌詞を引用して、会場全体の絆を語り「それがUNITE」と締めました。続く「口笛」は先ほどの熱いバラードとは打って変わって、冬の中でほっと一息つくような暖かさがあるバラードで個人的にも好きな楽曲の一つです。

ここで、再び桜井さんのMC。この公演に向けて2つのグループの対決と捉えて負けたくないので激しい選曲も考えたけど、そもそも誰と争ってるの?という気づきがあり、また違った選曲になったとのこと。そして、桜井さんの紹介でB'zの二人を呼び込み。UNITEのツアーTシャツを着こんだ二人が登場し、稲葉さんは桜井さんと軽く腕を合わせ、Mr.Childrenへの感謝を簡単に伝え、「感無量」の言葉で締め。

うっすらと鳴るキーボードと田原さんのギターに導かれて始まるのは「Everything (It's you)」。何となくですが、コラボするのは両者のライブが終わった後にまとめてというイメージがあったので、このタイミングでの登場に現地は度肝を抜かれたのではないでしょうか。楽曲は97年リリースされたもので、アルバム「BOLERO」のオープニングを飾った渋みのあるナンバーです。まずは稲葉さんが出だしを低めのキーで歌い上げるのですが、どこか稲葉さんソロの雰囲気さえある、でも確かにMr.Childrenの曲という不思議な感覚を味わえます。桜井さんが安定した調子でアコギを弾きながら後を引き取り、サビは二人で歌い上げる(稲葉さんが基本は上、桜井さんは下をハモる形式。二番は逆)。

二番からはバンド全体が参加するのですが、松本さんのギターのトーンの主張が凄くて、原曲以上にロック寄りのバラードに仕上がっている。稲葉さんは二番からはかなりフェイク交じりで歌唱。田原さんのギターと稲葉さんの掛け声にあわせて松本さんのギターソロが登場。原曲を意識しつつも松本さん印の刻まれたソロになりました。最後は二人で主旋律を思い切り歌い上げる、これぞコラボと言える迫力溢れる演奏になりました。この1曲だけでもこの映像を見る価値はあったんじゃないかなと思うくらい素敵な演奏でした。

「others」「DANCING SHOES」からは後半戦。前者はキリンビールのCMで耳にすることも多いでしょう。後者はMr.Childrenが時折見せるサイケデリックかつダウナーな要素を1曲に集約した見事な楽曲で、最新作「SOUNDTRACKS」のオープニングナンバー。最高の共演の余韻に浸るような大人っぽい雰囲気を桜井さんのファルセットが盛り上げます。B'zファンには「DANCING SHOES」のようなロックが一番しっくり耳になじむかもしれません。中川さんのベースと田原さんのギターが不穏な気配を掻き立て、桜井さんの歌詞だけ不思議なくらい軽やかに跳ねていく楽曲です。カッコいいですよね。

合間に挟み込まれた「SINGLES」は今回の公演中、もっとも激しい楽曲でしょうか。これは前作「重力と呼吸」からの曲。ドラマ主題歌でもあるし、タイトルのせいもあってシングルのようなイメージを受けますがれっきとしたアルバム曲。サビ裏で絶え間なくドラムがカッコいい楽曲なのですが、ライブでもしっかりと鈴木さんが叩いてくれました。

「SOUNDTRACKS」のリード曲となった「Brand new planet」が爽やかな風を会場に呼び込みます。en-zineの対談でも言及された「Documentary Film」が選曲されるかと思ったのですが、バラードは前半でそれなりにやったということか、アップテンポなこの曲が選曲されています。地球を思わせる青白い照明が曲を盛り上げます。田原さんのスライドギターもお見事。

最後は「innocent world」で晴れやかに締め。ここにきてバンドメンバーも少しずつ動き出し、観客の近くに寄り添いだします。サビでは観客が合唱の代わりに手を大きく左右に振ります。休みなしで高めのキーを歌ってるせいか、桜井さんはやや苦しげですが、最後は振り絞るように歌い切りました。

最後に簡単にメンバー紹介をすると(ここでふざける鈴木さん)、「どうもありがとう!最後まで楽しんでって!B'zすげぇぞ!」の声を残してさらりと退場。ここで少しだけセットチェンジの映像を映していますが、実際にはもう少し間があったとのことです。

B'z SET LIST
01.UNITE
02.イチブトゼンブ
03.love me, I love you
04.有頂天
05.今夜月の見える丘に
06.LOVE PHANTOM
07.Calling
08.BANZAI
09.ミエナイチカラ 〜INVISIBLE ONE〜
10.兵、走る
11.さまよえる蒼い弾丸
12.ultra soul

続いてはB'zのターン。ホストということで少し多めの12曲を披露。

HINOTORIツアーとWhole Lotta NEW LOVEツアーの選曲を一つにまとめたような選曲で、過去から最新曲の網羅という意味では、2010年代が抜け落ちたHINOTORIツアーよりもPleasureらしい選曲になりました。

バンドメンバーはABACOのスタジオライブからも刷新して、大賀好修(G)、Yukihide“YT”Takiyama(B)、青山英樹(Dr)、川村ケン(Key)という布陣。完全に日本人メンバーのみで有観客ライブをするのはELEVENツアー以来、実に20年ぶりのことになります。大賀さんは5ERASから唯一の続投で、YTはWhole Lotta NEW LOVEツアー以来の参加。ギターを合わせるなら大賀さんの方がやりやすいという判断からか、YTは今回ベースで参加。青山さんはB'zの作品ではなじみ深い青山純さんの息子です。川村さんは沢山のアーティストのサポートを務めた実力派ですが、B'zとは初めての仕事。

先日配信をスタートさせた「UNITE」を未発表曲として初披露。頭には二番サビ後の荘厳な雰囲気の演奏をつけ、テルミンの音が鳴る中でメンバーが登場。既に映像も少し出ていますが、炎の演出をまといながら歌われると、「UNITE」はだいぶ迫力が増す印象です。観客を前に演出込みで演奏すると、やっぱりB'zのライブってこうだよなって気がします。5ERASは素晴らしい企画でしたが、やっぱり通常のライブとは違うなという気がします。間奏のコーラスは合唱できませんが、代わりに手拍子で観客は応答。稲葉さんの後姿がめちゃくちゃ様になってますよね。二番サビ後は稲葉さんが「You will see!」と呟き、川村さんによるテルミンの音が響くという音源よりも間を持たせた構成。音源もこのアレンジで良かった気がしますね。

続く「イチブトゼンブ」は「UNITE」のアウトロから間髪入れずに登場。「ultra soul」同様に定番中の定番ですが、ライブ後半に配置されることが多く、稲葉さんが疲れ気味なことが多いのですが、2曲目ということで元気いっぱい。またそうでなくても、この日の稲葉さんは非常に調子が良く、HINOTORIツアーからやや本調子じゃなかったことを吹き飛ばすように快活な歌声を響かせていました。最後の「もう失わないで」は5ERASと同じアレンジで披露。このフェイク好きなので今度聞くときもこのバージョンで聞きたいです。
ここで稲葉さんがMC。いつも通り「どうもこんばんわ!」と呼びかけると「会いたかったよ~~~~~マジで!」とおどけたように再会を祝すと、マスク着用と声出し不可のルールを改めて伝えた上で、「自分なりの方法で思いっきり自己表現してみてくださいね!」と呼びかけ。

「B'z presents UNITEにようこそー!」の声でドラムがイン。何となく「Wonderful Oppourtunity」風のドラムですが「love me, I love you」です。稲葉さんはマイクスタンドを担いでステージを縦横無尽に移動。松本さんは最近お気に入りのミュージックマンをBUZZ!!ツアーさながらに使用。歴代ドラマーが難しいという「love me, I love you」ですが、青山さんはわりとさらりと叩いていたように聞こえます。ギターソロ切り替わりの時のフィルが気持ちいですよね。間奏ではおなじみの手拍子を稲葉さんがいつも以上に大きく煽ってた気がします。

ドラムのシンプルなリズムに乗って始まるのはフェス系のライブでは常連となりつつある「有頂天」、この曲は途中で「Yeah!」の掛け合いがありますが、声出し禁止ということでスクリーンには「YEAH」の文字の上に×マークが登場。代わりに男だらけのバンドメンバーが武骨な「Yeah!」の声を聴かせてくれます。稲葉さんも時折唇に指をあてて声出し禁止を伝えます。ここにきて松本さんもステージを右に左に移動しだしました。サビからラストにかけて一気にメタルっぽい雰囲気に変わるのがこの曲ですが、青山さんがツーバスで猛スピードで叩いてスピード感マシマシでしたね。

バンドを変えると必ず演奏するのが「今夜月の見える丘に」ですが、最近はバンドメンバーのチェンジがおおいのでよく聞く気がします。2010年代はフェスや単発ライブのセットリストによく組み込まれていたので、今回の選曲は納得。Whole Lotta NEW LOVEツアーではなんかアメリカのバンド然とした悠然とした演奏でしたが、もう少しひっそりした丘の印象を受けました。ギターソロは5ERASに引き続きシングルバージョンをかなり忠実に披露。この曲ギターソロはしょっちゅう変えているので原点回帰でしょうか。

「久しぶりの大阪ですわ!この景色なんて綺麗なんでしょう!」と叫んだあとに、改めてコロナ禍でライブが出来ることの喜びと感謝を伝える稲葉さん。「じゃあ行っちゃいましょうか、ケン坊」と川村さんに呼びかけると川村さんが「LOVE PHANTOM」のメロディを引用したキーボードソロ披露。あわやキーボードをひっくり返すのかというところでストリングス抜きの「LOVE PHANTOM」がスタート。イントロカットはたまにやりますが珍しいのは珍しいですね。イントロにあわせて拍手が大きくなるのは恒例行事。

LOVE PHANTOM」がPleasure以外のホールクラスの公演で登場するのは珍しいですね。Mr.Childrenのファンもいるということを考慮しての選曲でしょう。HINOTORIツアーでは「HINOTORI」を組み込んだメドレーとなったので、単体での披露はENDLESS SUMMER以来のことです。HINOTORIツアーでオリジナルに近い演奏がされましたが、今回はいつもバンドスタイルが復活し、「万能の気味の幻を」の裏の「ジャッ!ジャッ!」の演奏も再登場。最後は大賀さんが笑顔で松本さんと向き合いながらツインギターを披露。

マイクオフで「HEY!!聞こえますか~~!?」と何度か呼びかけると「wow wow wow wow」の声を披露。観客の声がない会場では稲葉さんの肉声が良く響いたんではないかと思います。「Calling」もフェス常連だし、最近存在感を増してきた楽曲。この曲も「wow wow wow wow」が普段は観客のパートですが、今回は稲葉さんがきっちり歌うスタイル。それでもいつもライブさながらに最後のパートではバンドが演奏を止めるのが面白いですね。サビが終わるとバンド全員がドラムの前に集まり激しい演奏を聴かせ、稲葉さんも久々に「I'm calling you!Yeah yeah!!」と高くシャウト。

拍手しか出来ない利点を最大限に生かす楽曲は「BANZAI」だと思ってました。「こんなに胸に刺さってくる拍手が今まであったでしょうか!」と告げると拍手のやりっこを呼びかけ。一通り拍手して「気持ちいい!」と叫ぶと、BANZAIの拍手。ここでも「BANZAI!」のところでは口に手を当てる稲葉さん。間奏で再びツインギターを響かせると、青山さんのドラムの非常に鋭いビートにのせて拍手のやり取りが登場。とは言え、声も出せないのでいつもより早めに稲葉さんが歌に入り「過去も未来も一緒」でロングトーンのシャウトで絶好調をアピールする稲葉さん。限界まで引き絞るシャウトは久々に聞きました。テンションが上がり過ぎたのか、最後のサビ前のジャンプで盛大に失敗してステージに横たわる稲葉さんを真正面からカメラが映しています。高さがなかったのとよろけただけなので、転びながらも歌い続け、すぐに立ち上がる稲葉さん、プロですね。暗転時にコケタふりをしてみせたり大したことはなかったようです。

お尻ををさすりながら「On Guitar!Mr. Tak Matsumoto!」と呼びかけるとミュージックマンの太い音が響き「ミエナイチカラ 〜INVISIBLE ONE〜」はがスタート。ハワイ公演と同じ始まり方ですね。この曲はHINOTORIツアーから一気に演奏されることが多くなったという印象です。歌詞がUNITEという公演とどこかシンクロするところがあるからという選曲なのか、最近単純に好きなのか。松本さんがゆっくりとステージ後方の通路に動き笑みを浮かべているのが印象的。それを見つけた稲葉さんがダッシュして、後方の観客にも二人の姿を披露するあたり、気遣いに溢れてますね。

生憎観客はその雄々しいコーラスを合唱できませんが、代わりにバンドメンバーの声が大きく響き渡る「兵、走る」が本編ラストで登場。すっかり定位置です。キーボードの音をバックに「なんかあっという間にここまで来ちゃいました!」「本当最高でした!どうもありがとうございました!」と感謝を告げると、松本さんが静かにギターを奏でて曲がスタート。初披露はHINOTORIツアーの不調の反省でセーブしたWhole Lotta NEW LOVEツアーで、その後は無観客・スタジオライブでしか演奏されていないこの楽曲。ようやく稲葉さんが本来のパワーで歌い、この曲の持つタフさを存分に発揮したように思います。この曲の盛り上がりに声を出せないというのはめちゃくちゃ辛そうですが、観客も大きく腕を振って応戦。最後は「トラーイーヤイ!」と叫び、青山さんのドラムソロが響く。青山さんが大きく叫ぶとバンド全員でジャンプして締め。ここで本編はさらりと終了。拍手のみでアンコールを観客が呼びかけます。

まずはB'z側が全員登場してバンドメンバーをここでさらっと紹介。観客への感謝を告げると「from Mr.Children!桜井和寿!」と呼びかけ桜井さんを呼び込み、エアーハグを披露。互いに終わりを寂しがりつつも、稲葉さんが「まあ何かあるでしょ、また」と言えば、桜井さんが「こんなに馴染むとは思わなかった」と公演の成功を告げる。

B'zのゲストに誰かを呼ぶのは初めてという稲葉さんに桜井さんが笑いながら「光栄です!もう誰も呼ばないで下さいよ!」と告げると、B'zが有観客で2年ぶりに演奏した初めての曲は「Everything (It's you)」と稲葉さんが伝えるとますます笑みを深める桜井さん。松本さんも笑顔でした。

「選ばしていただきました!準備良いですか?さまよえる!蒼い!弾丸!」と桜井さんが絶叫し、稲葉さんの「いっちゃいましょう!」の声で「さまよえる蒼い弾丸」がスタート。Danganのイントロを添えたWhole Lotta NEW LOVEツアーのアレンジで登場。稲葉さんが「Mr.桜井!」と煽ると、桜井さんから歌いだし。Mr.Childrenにはないタイプのスピーディーなロックを桜井さんが歌うのは何とも不思議な感じです。勢いのある曲なのでハモりとかはなく、元気よくサビは二人で歌っています。面白いのは二番で稲葉さんが「ゴロゴロしちゃう」のコーラスを歌うところ。多分時初めてじゃないですかね。最後は向かい合いながら歌い、「もっと もっと 速く」のフレーズをステージ後方で掛け合い、肩を抱く二人。こんな光景がみられる日が来るとは夢にも思いませんでしたね。桜井さんは開脚しながらのジャンプを決め、「最高!ありがとうございました!B'z!」の声で桜井さんがはけると、稲葉さんが「やっぱジャンプが違うな!」と感心する稲葉さん。

最後のこれだけは欠かせないということで、「ultra soul」が登場。「あそこのところはジャンプで!」と、サビ終わりの「ハイッ!」の代わりにジャンプを提案する稲葉さん。観客も最大の拍手でこれにこたえます。間奏ではやっとYTが前に出てきてベースソロを披露。ギターソロ明けでは松本さんの横によるも、マイクは寄せず松本さんは肉声で「Hey!」の声を披露。「ウルトラソウル!」の声が終わると笑顔でドラムをたたく青山さんの前に集まり、「どうもありがとうございました!」の声でスモークが上がり終演です。

ここでMr.Childrenのメンバーを呼び込み、記念撮影を実施。互いに感謝を告げながら笑顔で言葉を交わす稲葉さんと桜井さん。途中桜井さんが「マスクが桜の花びらが舞ってるみたいで綺麗」と告げると稲葉さんが「さすがですね!」と言って、記念撮影中もマスク着用を観客にお願い。ドラムセットの前で6人だけで何枚か写真を撮って、Mr.Childrenは退場。「また何かあるかな?」「またどこかで!」とこれきりの縁ではないことを約束して、最後はB'zのバンドメンバーと「せーの!お疲れ!」を実施。

サポートメンバーが退場すると、松本さん、稲葉さんが残り改めて感謝とこれからのコンサートに希望を寄せました。最後の最後で松本さんが珍しくマイクを持ち「本当にライブっていいんだなって思いました、改めて」とMC。最後に直帰を促して、「UNITE」が流れる中、二人は退場。そして「UNITE」をバックにエンドロール。ここでは少しですが、リハの模様や1日目の模様が映し出されていました。

およそ二時間半ていどのライブですが、物凄く濃くて凄いライブを観たなという気がします。現地参加できた人は本当に羨ましいですが、こうして配信してくれたのがありがたいですね。ライブ未披露だった新曲を複数披露したMr.Childrenに比べるとB'zはやや守り気味のセットリストにも見えますがやっぱりサポートメンバーの違いもあるし、二人のこの公演に賭ける熱量のようなものが伝わってきて普段とはまた違ったライブになっているように思います。来週のGLAYとの配信も楽しみですが、まずはこの公演を1週間出来る限り目に耳に焼き付けたいと思います。


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