tiny desk concerts JAPAN

30日(月)23時から30分、NHK総合にて「tiny desk concerts JAPAN」が放送されました。
NHKのオフィスの一角に作ったスペースの中にenⅣツアーを駆け抜けたバンドメンバーとともにこじんまりとおさまっての演奏。前置きも何もなくいきなり1曲目から始まり、そのまま6曲をフルで聴かせてくれるのはNHKならでは。カメラの後ろ側にはたくさんのNHKのスタッフがおり、稲葉さんは観客に見立ててMCを行い、スタッフからもライブの観客さながらの歓声や拍手が聞こえてくる構成。稲葉さんがイヤモニをせずに公の場で歌うのもなかなか珍しいのではないかと思います。

1.眠れないのは誰のせい
2.くちびる
3.BLEED
4.ブラックホール
5.YELLOW
6.羽

そもそもソロなので大ヒット曲があるわけでもないのですが、「羽」以外はだいぶ攻めてきたなという印象でもあり、これをTV番組で見られるというのが嬉しくもあるセットリストです。
冒頭の2曲は「マグマ」から。2曲とも本来は少し斜に構えたロックナンバーですが、ジャズっぽいアレンジに生まれ変わってます。不思議とアレンジされても「マグマ」の作風に感じましたが。稲葉さん自身がアコギを持った「BLEED」は少し抑えめに歌う以外は比較的原曲寄り。そして最新アルバムの「只者」からは「ブラックホール」が選曲。ちょっと意外な感じですが、最新曲も関わらず一番アレンジが施され、新鮮味のあった楽曲でした。「ブラックホール」の最後のアップテンポなパートから続くように、enⅣでもハイライトを飾った「YELLOW」へ。コーラスを多用した楽曲のはずですが、サビの一部を除いて稲葉さんが歌いきるというタフなスタイル。「YELLOW」はYouTubeでもフルでアップされています。

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キーボードによる「羽」のメロディをバックに稲葉さんが日本語と英語の両方で番組への感謝を告げて、歌パートへ。最初はしっとりとした雰囲気も出ていましたが、途中からはTHE FIRST TAKEを思わせるノリノリな展開に。サビの一部は雰囲気に合わせて下のキーを歌っていましたが、最後はビリビリと響くような声を張り上げて終了。最後のサビでの止めの演出がちょっと芝居がかりすぎてた気もしますが。
色々な歌番組がありますが、その中でもかなり面白いし聞きいってしまうような番組でした。TVならではの絵と試みというのもいいですね。ソロに限らずぜひB'zでも一度出てみてほしい番組です。