Daily "wow"

たまにしか更新しないのに文章長くてすみません。

僕が本といえば、変なものしか読んでないようなイメージがついてるかもしれない。しかし、そんなことはありません。僕はちゃんと古典ものも読むのですよ。

御家人斬九郎 (新潮文庫)

御家人斬九郎 (新潮文庫)

読みますとも、古典もの=時代小説を。特に好きなのはこの御家人斬九郎。昔、テレビでやってたんですよ。渡辺謙さん主演で。斬九郎の母上に対する無駄な低姿勢っぷりとかが、めちゃくちゃ面白かった。最終回では何故かTHE SHOW MUST GO ON/QUEENが流れて唖然としたりもしましたが。とにかく面白いのです。主人公斬九郎は松平家の血を流してるけど、ひたすら貧乏で片手業をしなきゃ食っていけない始末。剣の腕は超一流で、妙に頭がさえるから毎回、事件に巻き込まれる。そんなお話だったのです。
小説も同じものかと思って読んだんですけど、原作は大分違います。痛快さは変わらないんだけど、斬九郎はは母親に低姿勢じゃなくて、もっと豪快。どっちかと言われたらドラマの方が好きだけど、原作は原作で面白いです。ただ、一冊しかないのが物足りない。
しかし、世間では柴田錬三郎といえば、やはり眠狂四郎でしょうか。眠狂四郎は長編の方が個人的に好き。短編は今ひとつ。斬九郎みたいな痛快さはなくて、孤高の剣士のカッコよさですよね、眠狂四郎は。ただ、事件がどんどん様相を変えていくせいで、最初の目的がなんだったか忘れがちなんですよね、眠狂四郎の長編は。

追記:眠狂四郎の再放送がやってるんだ。よし、来週から見ようっと。