Daily "wow"

たまにしか更新しないのに文章長くてすみません。

REVELATIONS

前作から1年。たった1年でこれだけのものを作る彼らには脱帽せざるを得ないよ、本当。前作からアルバムの色は大分変えてきました。前作は今にしてみれば、割とメロディ重視で曲もキャッチーだった。アルバムもHEAVEN'S DEADみたいなスローな曲、DANDELIONみたいなキャッチーな曲、DOESN'T REMIND MEのようなアコースティックっぽい曲を入れて緩急つけてた。
今回はもっと自由な印象だ。1曲目のREVELATIONSの静かなイントロに騙されちゃいけない。年とキャリア相応のOUT OF EXILEの統制の取れたアルバム像は取り払われ、とにかくノレる曲を連発し、聞き手を魅了させるアルバムになってる。普通のバンドがそんなことやったら、同じような曲ばっかで終わってしまうところだけど、この人たちは違うんだな。クリスの絶唱のおかげでもあるとは思うが。
彼らはこのアルバムを指して「Led Zeppelin meets Earth, Wind and Fire」と言った。間違ってはいない。LED ZEPPELINのような重くストレートなロックに加味されたファンキーなノリ。でも、ZEPはもっとリフ勝負でボーカルも激しいんだよね。AUDIOSLAVEは良くも悪くも落ち着いてるんだよね、声も演奏も。激しいようで、衝動に身を任せたような激しさじゃない。どちらかといえば、やたらバックが元気なストーンズって感じなんだけどな、このアルバム。
アルバムの流れとしては最初3曲は割と前作に近い雰囲気で、アルバム中唯一といえるスローテンポのUNTIL WE FALLで一回区切って、次の3曲が今までになかったファンキーな路線。その後の曲はヘビーに締めた。
個人的にお気に入りなのはORIGINAL FIREからSOMEDAYSまでのとにかくファンキーなノリ。ORIGINAL FIREのサビからいきなり始まってテンションを全く下げずにSOMEDAYSまで突っ切るのは凄いと思う。度肝を抜かれるのは後半の曲だろうけど、ここの3曲の方がアルバムの要になってると思う。
また、1年後に出る(と信じている)アルバムがまた楽しみになりました。次はどういう風に路線を変えてくるんだろうね。