Daily "wow"

たまにしか更新しないのに文章長くてすみません。

Monthly Review(Sep #1)

今から始めないと終わらない・・・そんな囁き声が頭の中で・・・聞こえてた気がするので始めよう。といっても13曲はさすがに多いから少しずつ、やっていこう。

ラク
IT'S SHOWTIME!!ツアー渚園のOPに、BIG MACHINEではバイク演出と中々派手な役回りを二度も貰った楽曲。楽曲の構造自体は凄いシンプルなバンド音で凝った感じは全然しないですね。ギターの音から幕を開けて、親しみやすいメロディなんだけどロック。稲葉さんの歌詞もこれまでの一曲目の通例に従って、開き直り(?)ポジティブソング。ただ、この歌詞は開き直りの一種の極みですね(笑)ポップとロックの両方の共存、ギターとボーカルを中心にしたサウンド、あくまでも前向きに進もうと言う歌詞、シャウトではあるが細くはならない倍音シャウト。この曲そうやって見ると、B’zの15年間の成果が集約されているようにも思えます。歴代の1曲目たちに全く恥じない出来栄えです。

-「真っ赤な心臓は理性を超えて鳴るよ

Pleasure'91で己の立ち位置を表明し、

-「止まれないこの世界で胸を張って生きるしかない

と歌ったB’zが得た最終回答のようにも僕には思えます。個人的に歴代アルバムOP曲の中ではDEEP KISSとLOVE IS DEADに次ぐ出来です。訳分からないテストとか受けてる時はいつもこれが流れてます。もちろん、テストの後聞くのは定番「ザ・ルーズ」(笑)
野性のENERGY
シングル曲としてはイマイチな評判のこの曲(苦笑)作りは結構凝っているし、歌詞もストレートなんだけど、確かにシングルとしてはパッと聞いて分かるような華がないですね。じっくり聞き込むタイプ。であるからして、アルバムでは非常に良い味を出してます。押せ押せイケイケ的な前後の曲の間で「まぁ、そう簡単に何でも根性で行けるわけじゃないし、今は辛いかもしんないけど、きっと良いことってのは起こるものさ」といつもとはまた違った慰め(?)をかけてくれます。1番が丸々ブルーな歌詞である分、説得力が増しますね。ただ、一番の歌詞にしてはやや、メロディが明るすぎる気がしなくもないんですが・・・最後の稲葉さんが一人で歌ってくるようなムードが一番にも欲しかったところです。

-「さぁ出てゆこう もう一人じゃない

といつの間にか相手(聞き手側)に語りかけてくるようになっているのが本当に上手いな、と思いましたね。相手(聞き手)に単純に奇跡が起こるって言うんじゃなくて、君(聞き手)が僕(誰か)にその奇跡が起こるための一言を与えてくれたんだよ(君は自分で思ってるほど小さい存在じゃないんだよ)、と教えてくれてるわけです。「裸足の女神」なんかで見られる稲葉さんの女性慰め型の歌詞が発展してできた聞き手慰め型の歌詞ですね。あ、ちなみにこれシングルとは最後の「君が僕に教えてくれた〜」のバックのギターが違います。そんな大きな差は感じないけどね(笑)
BGM「Typhoon No.15