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もう少し今後のB’zについて考えてみよう。来年はB’zの活動に専念すると、仮定して。B’zがオリジナルのアルバムを発売しなかった年っていうのは93年、98年、2001年、そして今年2004年のみ。最初のはアルバムツアーが年明けから始まったための時間的問題。98年はもツアーが年明けからでベスト発売などのリリースのため、二人は後半からソロ活動へ。2001年はソロもなく、ツアーも短く、露出が異常に少なかった。多分B’zの製作以外にも翌年発表されるソロ作品に取り組んでたため。今年は15周年の後のリフレッシュも兼ねてのソロ活動。今まで、B’z中心の年では出来なかった事を一気にやった感じですね。
うまい具合に93、98、2001年、そして今年、全部シングルは二枚のみ。ultra soulという例外を除けば、全部オリアル未収録です。ここから、分かる事は、B’zにとっての一年の最低限の活動は一年に二枚のシングルということが分かります。さらに言うなら、ここから、BANZAI、ARIGATOは共に次に出るであろうアルバムには収録されない可能性が高いということ。
そこで、次の年がどうなっているのか見てみると、これまたどれも同じパターンなんですね。アルバムを象徴するような楽曲を一枚シングルとしてリリース。そして、そのシングルを収録したアルバムの発売を待たずにかなり大規模なツアーに入ります（94年は知っての通り80本以上の最長ツアーだし、99年と2002年はタイで自己最高動員記録）。さらに言えばシングルは先行シングルの色合いが強く、シングルとアルバムの期間差は１ヶ月程度なんですね。今年の場合は恐らくB’zとして本格的に二人で製作に入るのは10月以降。そう考えると、93〜94年の流れに近いのかな、と。そうすると、春前にシングルリリース、ツアー開始、そしてアルバムかな、と。
あと、アルバムに関して言うと、前にあげた三つの年でそれまでの方向性から大転換してますよね。去年稲葉さんがBIG MACHINEが変わる前のアルバムと言ってたこともあるし、かなりアルバムの内容は新しいものになりそう。バンド路線への復帰か、ポップスへの回帰か、あるいは想像もつかない路線か。BIG MACHINEのような折衷的なものではなさそうですね。
年明けに2001年みたいに新聞広告だとかっこいいですよね。あの時のはエアロも広告出してて両方とってあります。ただ、現時点で一番シングルタイアップは世界水泳の可能性が高いんですよね・・・いや、いいんですけど、個人的には何か新しいドラマタイアップでも引っ張ってきて勢いつけてほしいなぁ、と。売り上げは気にするほうじゃないけど、B’zというか、松本さんは割合、好きなことやるにはまず売らなきゃねって気質みたいだから、デカく売って、ガンガンロックしてほしい（絶頂期の後のThe 7th Blues、ベストの後のBrotherhood、今夜〜の後のELEVEN）。今は売れ線に走るべきか、ロックバンドとしてのアイデンティティを保つかで揺れてるみたいですけど、もう開き直っちゃった方がいいと個人的には思います。
あと、稲葉さんの声が楽しみ。

B'z〜MARS　ハスキーな声を張り上げる。シャウトはまだ未熟。
ALONE〜BLOWIN'　長いツアーの影響で声が変わり始める。かすれた感じの声になる（風邪だったにもかかわらずレコーディングしたためという噂もあるが）
ZERO〜LOOSE　中低音のしっかりした声に。連続シャウト、高音、何でもござれ。ライブもほとんど乱れない。
Real Thing Shakes〜FRIENDS〓　更なる高音化の兆し
マグマ
FIREBALL〜HOME　高音がメインに。しかし、まだ声を張り上げての高音。バラードも高音がメインになる。
遠くまで
ギリギリchop〜ELEVEN　高音が普通の状態に。鋭くロック向けだが、その分昔の曲の低い声が出しづらくなる。
熱き鼓動の果て〜GREEN　倍音を表に出し始める。音源での高音のシャウトは控えめに。しかし、依然として声は高い。
志庵
IT'S SHOWTIME!!〜KI〜BIG MACHINE　高音は鳴りを潜め、再び柔らかい中音域になり、ライブも昔の曲を違和感なく歌える。音源で倍音を使った太いシャウトはしても高音シャウトはほとんどなくなる。
BANZAI〜ARIGATO　若干高音が戻る。シャウトも倍音でなくなる。
Wonderland〜Peace Of Mind　短くはあるが倍音でないシャウトが戻ってくる。ツアー（武道館）ではかなり低音を取り戻したようにみえたが・・・？

ってな感じで、僕は稲葉さんの声の変遷を見てるんです（まぁ、異論はあると思いますけど、個人的なものですのでご容赦を）けど、大きく声が変わるときっていうのは、ほぼ必ず稲葉さんのソロ後なんですよね。今度はどんな声になってるか楽しみです。