Daily "wow"

たまにしか更新しないのに文章長くてすみません。

唐突ですが

風林火山を見ました。大河ドラマは余り見ないんですけどね。何か、たまたま暇なときにテレビをつけたらやっていたので。「疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山」という言葉の響きがかっこいいですよね。最後の「動かざること山の如し」の締め方がとても良いと思ってたのですが、これ本当は孫子からの引用で、さらに「動如雷霆(動くこと雷霆の如し)」と続くそうな。最後はどっしり構えた感じが何となくする武田信玄による前四つの引用だけの方が好きだなぁ。
で、僕はてっきり武田信玄の話をやるのかと思ってたら、軍師山本勘助がメインのお話なのですね。内野さんがやけに汚い格好してるなぁ、と思ったらそういうわけですか。劉備ではなく諸葛亮を主人公をするのと同じ感覚ですね。戦う側からではなく、参謀側から見る時代劇というのはとても面白そう。昔の戦略って解説されないと単純で下らない戦略に見えるのですが、実は半端ない計算が働いてるんですよね。ローマ人の物語なんかでも戦略部分の解説が抜群に面白いですからね。このドラマがそういう部分に重点を置いてるのなら是非続けて見ていきたい。ま、ドラマとしてそれはつまらないだろうから、やらんだろうけど。
ドラマは井上靖さんの原作にはなかった放浪時代から。内野聖陽さんがワイルドでとても格好良いですね。不機嫌なジーンのせいでとぼけた印象しかなかったけど、やはり二枚目だ、この人。しかし、時折、TOKIOの山口さんっぽく見えるのは直前に鉄腕DASH!を見ていたからだろうか。「利家とまつ〜加賀百万石物語〜 - 武蔵 MUSASHI - 新選組! - 義経 - 功名が辻」の流れからすると話もキャストも地味めだけど、個人的には好きなタイプの時代劇ですね、うん。多分今回限りのミツ役の貫地谷しほりさんが、由布姫役もやるのかと思ってたのは内緒。