- アーティスト: BUMP OF CHICKEN,藤原基央
- 出版社/メーカー: トイズファクトリー
- 発売日: 2004/04/28
- メディア: CD
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インディーズ第一作目。つまり、初めてのアルバム。その後のアルバムと大きく印象が違うということはない。全体的に未熟さがポップさになってる感じ。歌詞はもう出来上がってるけど、曲がJ-POPを引きずってる印象。まだ、作曲面で藤原ワールドがきちんと形成されてない。でも、聞きやすい良いアルバムです。
ガラスのブルース。別にブルースではありません。むしろオープニングらしいキャッチーな感じ。生きることが猫が鳴くことに例えられている。途中の転調が非常に印象的でした。
くだらない唄と続・くだらない唄に関連性はあるのか。イントロが何か凄く力が入っててカッコいい。サビがちょっと青臭すぎる気がする。続・くだらない唄の方が個人的には好き。
アルエはR・A(アール・エー)=綾波レイのことであるというのは有名な話。しかし、本当に綾波レイのことを歌ってるんだね。もはや感心するしかない。想いが詰まってるだけあって(?)アルバムの中でもベストの出来。サビの出来が素晴らしいと思う。エヴァのイメージソングにしたらいいんじゃなかろうか。明るすぎるからダメか。
イントロのアルペジオの音が綺麗なリトルブレイバーも良い曲だと思う。Aメロが特にね。ただ、サビの最初が微妙かもしれぬ。
ノーヒットノーランは普通。聞き流すことが多いかな。あー、歌詞の表現の仕方は面白いと思うけど。
とっておきの唄は直球ラブソング。珍しいですね。ストレートな詞に相応しいストレートな曲もまたいい。ここでは未熟なポップさが逆に良い味を出してると思う。ラブソングがほとんどないバンプだからこそ、この曲が実にいい。
妙に正統派のロックを意識したようなイントロ。そういうのがバンプには多い気がする。歌が入ると全然変わってしまうんだけど。メロディーが全体的に素晴らしい。サビ頭でない部分で英語が入るのが新鮮だね。非常に好きな曲です。
バトルクライ。歌詞がないのかと思ってしまった。メジャー盤でしか入ってない曲だそうで。割と熱い曲なのだが、そんなに好きでもない。歌詞がなくても困らなかったな、という印象の曲。
意外にも良曲が多かった、というのが第一印象。演奏が未熟なのと、もうちょっと環境が整ってれば凄いアルバムになってた気がする。でも、1stでここまできちんと出来上がってるのは凄いと思う。