Daily "wow"

たまにしか更新しないのに文章長くてすみません。

Dr Feelgood
ドラッグから復帰してクリーンになって作られたロックバンドのアルバムっていうのは物凄い力を秘めていることが多いけど、これもその一つ。90年代にはいる直前にリリースされて、全米1位を獲得。それまでのモトリーの破天荒さを継承しつつ、当時のサウンドで派手に彩った感じ。全体の印象としてはAEROSMITHのPUMPに近いと思う。ヘヴィーでワイルドでファンキーで・・・とにかく、いわゆるロックアルバムって感じ。ややポップに走りがちなAEROSMITHに比べて、こちらはもうとにかくハードですね。だからって全てロックで彩るんじゃなくて、時にWITHOUT YOUみたなバラードで一息入れたり、ポップの色が強いDON'T GO AWAY MAD(JUST GO AWAY)で聞き手に余裕を持たせた後で感動のラストに持っていくとか構成が良いですね。
ただ、難癖つけるならヴィンスはやっぱバラードよりロックに特化したボーカリストだよね。スティーブンや稲葉さんは何でもそれなりにそつなく歌ってしまうタイプだけど、この人は違う。バラードも心温まるって感じじゃないなぁ。だから、一枚丸ごと聞くには気構えが必要です。でも聞いちゃえばノリノリで一気にいけちゃう。ロック好きの人は是非一度聞いてみてくださいな。
あ、後、TIME FOR CHANGE聞いて思った事。松本さんはサビの盛り上げ方は上手いよね。