万葉の花って何だろう?

世に万葉の花が咲くなり

キラーストリートやYoung Loveほどじゃないけど、やっぱりポップなアルバム。いや、ポップというのは正しくないかな。サザンらしさを上手く聞かせているアルバム。聞けば一曲目からYoung Loveみたいにポップなノリでもなく、サザンらしさが出てるんだけどさくらの曲ほどマニアックな展開に持っていかない。凄いバランスの良いアルバムだと思います。シュラバ★ラ★バンバあたりにそれが良く出てるんじゃないかな。さすが、小林武史だ。
そんなわけだから16曲通して一気に聞ける素敵な・・・ちょっと待て、何だ、このマニアックな曲は。亀が泳ぐ街。この曲だけ、凄く泥臭くてマニアック。凄い隠し玉だ。
全体的に良い雰囲気の漂うアルバムだけど、キラーチューンに欠けるのとちょっと長い。キラーストリートは散漫だったけど、シングルが上手くつないでたと思う。