Daily "wow"

たまにしか更新しないのに文章長くてすみません。

jupiter

jupiter

jupiter

天体観測でブレイクをかましバンプのメジャー第一弾のアルバム。これ聴いて思ったのはミックスが悪いなぁ、と。何かね、音の立体感があまりない気がする。わざとなのかなぁ…。分からないけど、気になりました。もっとも他は10曲ながら充実しております。
Stage of the groundは一曲目らしく気合いの入ったキャッチーなナンバー。ドスのきいたイントロのドラムからして元気がいい。ハネた感じのAメロの出だしと最後の「Stage of the ground─Yeah!」の掛け合いが絶妙。
天体観測は分厚いギターの音から始まる彼らの出世曲にして最大ヒットナンバー。静かなAメロから感情が漏れ出すBメロ、勢いのあるサビまで完璧。歌詞の比喩も絶妙ですよね。彼らにしてはキャッチー過ぎる感じもするが。
Title of mineはギルド並にどん底歌詞。軽く鬱になれる。キャッチボールは凡曲な印象。
ハルジオン。春紫苑という植物の事です。サビ以上にAメロが素晴らしい。語りに近い歌詞に印象的なメロディーが上手く絡んでる。繰り返される虹を作るという歌詞が印象的。僕もまだ虹を作ってるかな、多分。
ベンチとコーヒーは格好付けてると告白してるくせに、通り過ぎる人の幸せを素直に祈る主人公のギャップが面白い。ほどよく力の抜けた曲調がまた良し。
タイトルが大変かっこいいメロディーフラッグ。歌詞は珍しく普通な印象。曲もあまり癖がなく、聴きやすい。それ故にバンプっぽくない。あと途中のコーラスがチャゲアスっぽい。
ベルは個人的にこのアルバム最高の曲。ギルドもそうだけど、A、Bメロは何でもないようにしてながら、サビで爆発する曲に弱い。「僕のことなんかひとつも知らないくせに」なんて歌詞、普通は鼻で笑いそうだけど、この歌詞の流れだと許せてしまうバンプマジック。
ダイヤモンドは、印象的で良いのですが、何かそんなに好きじゃない曲。何でだろう?割と良いはずなのに好きになれない。野暮ったい。
ダンデライオンは真面目そうなイントロからコミカルな曲に変わるのが面白い。短いながらもアルバムのラストらしくピリリと締めている。
以上、十曲。なかなかの完成度だけど、やっぱりその後のユグドラシルの方が出来がいいね。向こうの方が重厚な感じ。ただメジャー一発目で、このクオリティーは恐れ入る。あと、流れとしてはこっちの方がユグドラシルより締まってるね。