Daily "wow"

たまにしか更新しないのに文章長くてすみません。

スーベニア

スーベニア

スーベニア

ストリングスを全面的に使用して、ポップな音像を築いている。ヒットシングルからのスピッツのイメージを崩さない堅実な一枚。しっかりとした音作りにバンドらしさを感じる反面、いつもの冒険心めいたものがうかがえなかったりもする。
春の歌は一曲目にしてベストの出来。青い車を髣髴とさせる爽快さとスピーディーさですね。聞き比べてみると、イントロはそっくりなのにボーカルが全然違う。今の声は太いよね。爽やかなのに太い。素晴らしい。Bメロからサビへ切り替わる瞬間が一番気持ちいい。最後のリズミカルなバンドの演奏も春を思わせる明るさ。
ありふれた人生はストリングスとピアノが鍵かな。曲自体は堅実なミディアムポップ。所々入るピアノの音や間奏のストリングスの音が耳に残る。若干、面白みに欠けるきらいがあるけど、春の歌からの流れはばっちり。
ややディスコっぽいロックな楽曲が甘ったれクリーチャー。キャッチーなリフが聞きどころかな。リフと入れ替わりで現れるサビの分かりやすさも良い・・・とここで一旦ストップです。