Daily "wow"

たまにしか更新しないのに文章長くてすみません。

LIVE-GYM2012 Into Free EXTRA in 大阪城ホール

行ってまいりました。大阪城ホールでのファイナル公演。18時過ぎに大阪城公園駅に到着。ダフ屋こそいませんが、今回の入場方法の都合上、待ち合わせの人が駅前から会場に至るまでたくさんいました。
グッズ販売に足を向けましたが、川沿いまで伸びる長蛇の列に開演前の購入を断念し、立ち見席の集合場所へ。立ち見の都合上、中には入れたのはかなりギリギリでした。スタンドの後ろ側に適当に陣取ってよいというアバウトなものでしたが、スペースには余裕があり、思い思いの場所を陣取っていました。ステージから見て右手に私は陣取らせていただきました。

  • Love Bomb
    • ステージはいたってシンプルな造りで、黒いステージの中央に今回のツアーロゴがプリント。客電が落ちると、いつも通りバンドメンバー、松本さん、稲葉さんの順に登場し、Love Bombの演奏がスタート。原曲とは異なり、「1,2,3!」のようなわかりやすい盛り上がりポイントがないのが不思議ですが、バンドも観客も気合は十分。景気づけに稲葉さんがラストに「Ah〜!」の高音シャウトを決めて終了。
  • GO FOR IT, BABY -キオクの山脈-
    • 明るい雰囲気から一転して、サイケデリックな色の照明がステージを包む。「GO FOR IT, BABY」の声を原曲よりもブルージーな調子で歌いあげる稲葉さん。50枚目にして、今年唯一のシングルに観客も大興奮。突き放すようなAメロとは裏腹に客席が一体となるサビが印象的ですが、ハイライトはやはり、2番終了後の松本さんのボーカル。2番が終わるに従い、観客が「くるぞくるぞ」という雰囲気に包まれ、松本さんが歌う時にはライブとは思えないくらい静まり返り、「灰になればいい yeah!!」で客席が爆発。初めて生で聴くこのシングル、想像以上にライブで化ける曲でした。
  • Ultra Soul
    • 「B'zの…B'zの…B'zの…B'zのLIVE-GYMにようこそ!!」というシンプルな挨拶の後にUltra Soulが登場。Love Bombとは異なり、盛り上がりポイントが削られているわけではないので、原曲と変わらぬ盛り上がりを見せたのがこの曲。最後の「ultra soul」の三連発も原曲通り。定番中の定番となっているこの曲ですが、2011だったり、英語詞だったりと細かく内容を変えているあたりに、配慮を感じます。
  • Splash
    • 昨年、C'monツアーにて、既に演奏されたのがこの曲。C'monツアーでは、打ち込み部分を強調したダイナミックなアレンジでしたが、今回はEP通りのアレンジで披露。昨年は訳も分からず盛り上がってた感じですが。今回は幸いにも会報の歌詞を見た後なので、しっかりとあの早口についていくことができました。
  • Brighter Day
    • 最近、英語曲が何かと多いですがそのはしりはこの曲でしょうか。THE CIRCLEに収録され、CIRCLE OF ROCKツアーでは演奏されなかったため、生で聴く機会が個人的にはなかった曲ですが、ようやく聴くことができました。イントロ代わりに、増田さんと松本さんによる幻想的な演奏(今夜月の見える丘にの前にやる前奏に近いですね)を挟み、稲葉さんがファルセットでコーラスを歌いあげる。夕暮れの街を思わせる暖色系の照明に包まれて、客席をクールダウンさせていました。確か半音下げだったと思うのですが、そのせいか原曲よりも落ち着きのある曲に聞こえました。前奏同様にキーボードとギターが絡む不思議な印象の間奏が印象的でした。
  • Easy Come, Easy Go!
    • 稲葉さんがギターを持ち、バンドと共に静かなリフを刻む。聞いたことあるようなないような音色に首を傾げていると稲葉さんがマイクの前に立ち、「大阪の皆さん、久しぶり。元気にしてましたか?やっぱいいよね」と気軽に挨拶すると、「NA NA NA NA NA〜」の歌。いつもは元気な印象のこの楽曲ですが、先の演奏のおかげか普段よりも抑えたイメージでした。
  • MOTEL
    • 再び、松本さんと増田さんによる即興のセッションを披露。Brighter Dayの前とは異なり、松本さんが思いっきり高い音まで出したのを、増田さんが真似てみたりと遊び心を感じる演奏でした。次第に演奏はブルージーなものになり、奏でられるのはMOTEL。生で聴くのは意外と久しぶりでしょうか。BIG MACHINEツアーでは声を枯らす勢いで絶唱していましたが、今回は余裕のある歌声をきかせてくれました。最後の「冷たい風が窓を叩いて〜明日はどこへ行こう」の部分で声を思いっきり張り上げる歌い方がかっこいいなと、配信の際も思いましたが、今回もやってくれました。原曲の歌い方の方が哀愁は漂うのですが、今回の歌い方の方が個人的には好きですね。最後の「We can't get away」のパートはいつ聞いても圧巻。
  • もう一度キスしたかった
    • GLORY DAYで披露したのでそれほど久しぶりではないのですが、少し意外な感じのする選曲。MOTELに引き続き、哀愁を感じさせるバラードです。もっとも、MOTELがどこかアメリカンな印象があるのに対して、こちらはもっと湿っぽい。原曲が奇跡的なしゃがれ方をした歌声ですので、中々原曲通りのイメージを引き出すのが難しい曲ですが、今回はかなり原曲に近い歌い方をしていたように思います。もはや定番となったラストの恋は水色はいつもよりも心なしか長めの演奏。
  • 愛しい人よ Good Night…
    • ドラムの大きな音が聞こえて、その後のギターの音に観客が騒然としたこの楽曲。B'z初めてのバラードシングルながらも93年以来歌われることなかった楽曲です。来れて良かった・・・!ULTRA PleasureのDVDにて、キーボードを主体としたアレンジの92年の演奏が見ることができますが、今回は原曲通りのアレンジ。22年も前の楽曲なので、さすがに歌詞を含め、少し古い感じは否めませんが、不思議と違和感はまるでありませんでした。二番のサビの最後や最後の「Don't worry, my baby」でシャウト寸前まで声を張り上げて観客を沸かす稲葉さん。原曲通りに一番はほとんどギターを弾かず、長尺のギターソロを思いっきり弾き倒す松本さんが素敵でした。Strings Of My Soulでは、極力大人しい演奏を心がけていた松本さんでしたが、この曲の松本さんは、原曲より派手に弾いてましたね。溜めに溜めた後での、最後の「Good Night…」の声の後に、拍手がしばらく鳴りやみませんでした。
  • ZERO
    • ドラムとベースが陽気に絡む演奏から、お馴染みのあのイントロを増田さんが弾いてみせる。ultra soulの登場以降、演奏機会が減ったZEROですが、最近演奏されることがまた増えてきたように思えます。この曲で、ステージ後方に用意された短い花道にメンバーが移動。アリーナ一列目よりも近い、スタンド後方一階席の観客の盛り上がり方が半端ではありませんでいsた。その間、メインステージではバリーが前に出てきて存分に暴れていました。
  • ミエナイチカラ 〜INVISIBLE ONE〜
    • ZEROラストのドリルからの流れで、そのままミエナイチカラのイントロに突入。これはACTIONツアー以来でしょうか。ポップな印象とは裏腹に技巧的なこの曲、稲葉さんは少しだけサビの高音がきつそうな印象を受けました。そのせいか、最後のパートでは英語部分をところどころ下げて歌っていたのを覚えています。
  • ねがい
    • 簡単なメンバー紹介を挟んだ後に、ピアノのイントロを勿体つけて演奏する増田さん。表情こそ見えなかったですが、多分観客の様子をみてにやりとしてたのでしょうね。マイクを斜め前に倒して、体ごとそれに絡みつくという稲葉さんくらいしか様にならないような、姿勢でAメロが歌いあげられる。再びギターソロを弾き倒す松本さんに稲葉さんが「TAK MATSUMOTO!!」と煽り、バンドは唐突にDazed And Confused/LED ZEPPELINに突入。「幻惑されて」という中々に秀逸なタイトルを持つこの楽曲は、とにかくベースの不穏な響きが印象的。ライブで長い演奏だなぁと思った人もいるかもしれませんが、原曲も歌が始まるまでが非常に長い上に、LED ZEPPELIN自身、アドリブを挟みまくるため、彼らのライブではこの曲が20分を超えることもざらです。今回は歌が始まるまでの演奏を比較的忠実にカバーした感じですね。一通り演奏した後に、稲葉さんが衣装を変えて再登場し、「どこでも行ける」からスタートするのは、CIRCLE OF ROCKツアーと同じです。
  • Into Free -Dangan-
    • 打ち込みが強化されたEP版に比べると、生ということで原曲に近いイメージで演奏されました。静かなイントロが引き絞られて、一気に激しい展開に持ち込まれる部分が好きです。青い光に包まれて淡々とギターソロを奏でる松本さんが素敵でした。ラストサビ前で、スピーカーの上に飛び乗り、サビで思いっきりジャンプするのは、お決まり。いつものことながら、よくあんんなに飛べるなぁ。
  • Juice
    • ジェット音がないと、途端に原曲っぽくなりますが、ねちっこさのある原曲に比べて、英詞の方が一言一言区切って歌われるため、スマートな印象になりますね。間奏ではいつものように掛け合いがスタート。今回は「yeeeeeeeo!!」とフレディ・マーキュリーのような調子で掛け合いを行いますが、最後はいつも通り学園天国へ(これまた「HEY!」の語尾を変えてみせたりしてましたが)。
  • IT'S SHOWTIME!!
    • 照明がミラーボールのように点灯を始め、サイレンのようなイントロを少しゆったりと弾く松本さん。観客のボルテージもMAX。15周年の口火を切ったこの曲を25周年の今、やってることが少し不思議な感じです。個人的には割と最近のシングルというイメージなのですが。「想像力!!」「Yes!!」や最後の「IT'S SHOWTIME!!」の掛け声がいつ聞いてもかっこいい。
  • 衝動
    • 配信で知っていたとは言え、少し意外な楽曲なのがこれ。MONSTER' GARAGEでやってからは、演奏する機会のなかったこの楽曲が本編ラスト。コンパクトながらも非常にパワフルなこの楽曲を演奏するバンドが凄い。観客もそれに応えるべく「暗闇のフリーダム!!」「燃え上がるフリーダム!!」の声をバンドの音をかき消さんばかりの勢いで歌います。「衝動!」のパートは全て観客に任せて、低めの「Go For It! Go For It! 愛情こそが衝動」のパートで少し長めの観客との掛け合いを行い、最後はぶっといシャウトで終了。
  • Home
    • バンドメンバーが先に登場し、簡単なセッションを披露。そこからHomeに突入。ここまで英語曲を徹底して披露するとなると、FRICTIONやReal Thing Shakesがなかったのが不思議な気分になってくる。「Hey! We don't need〜」の「Hey!!」で観客が一体となるのが不思議な感じでしたが、よく考えたらHomeをきくのは初めてでした。Brighter Dayもそうですが、LIVE in なんばやHidden Pleasureなどのせいで、自分が実際に見てないものまで見たことがあるような気分になる曲が増えてきました。
  • HEAT
    • イチブトゼンブを彷彿とさせるデジタル音とバンドが絡むイントロに、観客が爆発。主に女性の反応の方が凄かったように思えます。僕自身、提供曲であるこの曲が最初分からず、前の女性が興奮して喋ってるのを聞いて、やっと分かりました。最近のB'zでは余り聞かないようなキャッチーな曲ですが、B'zが演奏するとどこかロックな印象になりますね。帰った後で、歌詞をきちんと調べてみましたが、歌詞も一昔前っぽいですね。
  • BLOWIN'
    • 「もう一曲やります!」の声でスタートしたのがBLOWIN'。オーラスがBLOWIN'ってなんか珍しいですね。セットリストを見れば分かりますが、極力、昨年のC'monツアーと被らないように組まれているセットリストの中で、敢えて昨年とこの曲が被ったのが意外でした。観客も最後のつもりで、盛り上がります。
  • HEAT
    • BLOWIN'が終わって、客電がつき、観客も「終わってしまった」という残念な空気と最後に「お疲れ!」と叫ぶために待機する人、足早に帰ろうとする人がいる中で稲葉さんが前に出てきて「いつもならここで帰っちゃうんですが、HEATの撮影を行うことになりまして、それにここ、大阪が選ばれました!なので、今、急いで帰ろうとしてる人、もうちょっとだけ待ってください!」と語りだして、観客が騒然。バンドの準備はできてるもののカメラの準備に、少しだけ時間がかかると稲葉さんが説明し、演奏する前には「不自然なまでに盛り上がってください!」と煽ってみせる。言われずとも、最後とは思えない盛り上がりを見せる大阪城ホール。ライブ本編とは異なり、客電を一部つけて、明るい中で、バンドが再度HEATを演奏。恐らくはPVか何かだと思うのですが、どのような形でお披露目になるのか楽しみです。

最後は「お疲れ!」で締めた後に、ステージを右へ左へ移動しながらお辞儀をするメンバー。最後に二人が中央にきて「我々も9月から25周年を迎えまして、色々と楽しいことしようと思ってます。楽しいことしようぜ!だから、来年までよろしくどーぞ!」と声をかけて、終了。一体、どんな楽しいことをするのか楽しみです。
その後、グッズを買おうと思ったのですが、これが思った以上の大混雑。開演前とあんまり変わらないんじゃないかとさえ思える長蛇の列にびっくりしながらも、なんとかTシャツをゲットして、帰路につきました。およそ1年ぶりのB'zのライブ、やっぱり最高でした。