en-zineではなく、GLAYのYouTubeチャンネル内での対談。
UNITE #01を終えての率直な二人の感想を聞くことができます。稲葉さん自身はゲストという立場だからか、気楽そうに見えます。今後のライブ活動やボーカリスト人生についても語り合っていて興味深い動画になっていると思います。SNSで通知が来た際の二人の腕組んでる写真が微笑ましくて素敵ですね。
B'z presents UNITE #01の横浜アリーナの公演が10月11日より配信開始され、本日0時をもって終了となります。 Mr.Childrenと共演した大阪城ホール公演は10月10日をもって配信終了。期間中はLINEやInstagramでリハーサル等の写真も交えて、完全版が見れるのは今回だけなのでお見逃しなくという念押しの通知がありました。5ERASではアンコール配信+DVD/Blu-ray化が完全な形でありましたが、両アーティストまとめての映像化はもうないのかもしれません(ただの売り文句の可能性もありますが)。
これらの曲だけでなく、他アルバムでの冬をモチーフとした曲やストリングス主体の曲の演奏に期待がかかります。例えばライブ未演奏の「結晶」、5ERASでも選曲漏れし初演奏時もストリングス付きだった「RING」、冬の楽曲としてはお気に入りの「TONIGHT(Is The Night)」を女性コーラス付きでといったことも期待してしまいますね。
Mr.Children SET LIST
01.Tomorrow never knows
02.GIFT
03.himawari
04.口笛
05.Everything (It's you)
06.others
07.DANCING SHOES
08.SINGLES
09.Brand new planet
10.innocent world
ベースラインが独特なちょっとダウナー気味SEが流れ出し、鈴木さんが登場して拍手を煽るとドラム演奏。徐々にメンバーが登場してSEが止むと間髪入れずにMr.Children最大のヒット曲「Tomorrow never knows」がスタート。マイクスタンドに寄りかかるように桜井さんが丁寧に歌いだしますが、サビ終わりでシャウト。「wow wow」は本来観客が大きく合唱するところですが、ある意味ではとても原曲に忠実に演奏。
「SOUNDTRACKS」のリード曲となった「Brand new planet」が爽やかな風を会場に呼び込みます。en-zineの対談でも言及された「Documentary Film」が選曲されるかと思ったのですが、バラードは前半でそれなりにやったということか、アップテンポなこの曲が選曲されています。地球を思わせる青白い照明が曲を盛り上げます。田原さんのスライドギターもお見事。
HINOTORIツアーとWhole Lotta NEW LOVEツアーの選曲を一つにまとめたような選曲で、過去から最新曲の網羅という意味では、2010年代が抜け落ちたHINOTORIツアーよりもPleasureらしい選曲になりました。
バンドメンバーはABACOのスタジオライブからも刷新して、大賀好修(G)、Yukihide“YT”Takiyama(B)、青山英樹(Dr)、川村ケン(Key)という布陣。完全に日本人メンバーのみで有観客ライブをするのはELEVENツアー以来、実に20年ぶりのことになります。大賀さんは5ERASから唯一の続投で、YTはWhole Lotta NEW LOVEツアー以来の参加。ギターを合わせるなら大賀さんの方がやりやすいという判断からか、YTは今回ベースで参加。青山さんはB'zの作品ではなじみ深い青山純さんの息子です。川村さんは沢山のアーティストのサポートを務めた実力派ですが、B'zとは初めての仕事。
先日配信をスタートさせた「UNITE」を未発表曲として初披露。頭には二番サビ後の荘厳な雰囲気の演奏をつけ、テルミンの音が鳴る中でメンバーが登場。既に映像も少し出ていますが、炎の演出をまといながら歌われると、「UNITE」はだいぶ迫力が増す印象です。観客を前に演出込みで演奏すると、やっぱりB'zのライブってこうだよなって気がします。5ERASは素晴らしい企画でしたが、やっぱり通常のライブとは違うなという気がします。間奏のコーラスは合唱できませんが、代わりに手拍子で観客は応答。稲葉さんの後姿がめちゃくちゃ様になってますよね。二番サビ後は稲葉さんが「You will see!」と呟き、川村さんによるテルミンの音が響くという音源よりも間を持たせた構成。音源もこのアレンジで良かった気がしますね。
「B'z presents UNITEにようこそー!」の声でドラムがイン。何となく「Wonderful Oppourtunity」風のドラムですが「love me, I love you」です。稲葉さんはマイクスタンドを担いでステージを縦横無尽に移動。松本さんは最近お気に入りのミュージックマンをBUZZ!!ツアーさながらに使用。歴代ドラマーが難しいという「love me, I love you」ですが、青山さんはわりとさらりと叩いていたように聞こえます。ギターソロ切り替わりの時のフィルが気持ちいですよね。間奏ではおなじみの手拍子を稲葉さんがいつも以上に大きく煽ってた気がします。
バンドを変えると必ず演奏するのが「今夜月の見える丘に」ですが、最近はバンドメンバーのチェンジがおおいのでよく聞く気がします。2010年代はフェスや単発ライブのセットリストによく組み込まれていたので、今回の選曲は納得。Whole Lotta NEW LOVEツアーではなんかアメリカのバンド然とした悠然とした演奏でしたが、もう少しひっそりした丘の印象を受けました。ギターソロは5ERASに引き続きシングルバージョンをかなり忠実に披露。この曲ギターソロはしょっちゅう変えているので原点回帰でしょうか。
お尻ををさすりながら「On Guitar!Mr. Tak Matsumoto!」と呼びかけるとミュージックマンの太い音が響き「ミエナイチカラ 〜INVISIBLE ONE〜」はがスタート。ハワイ公演と同じ始まり方ですね。この曲はHINOTORIツアーから一気に演奏されることが多くなったという印象です。歌詞がUNITEという公演とどこかシンクロするところがあるからという選曲なのか、最近単純に好きなのか。松本さんがゆっくりとステージ後方の通路に動き笑みを浮かべているのが印象的。それを見つけた稲葉さんがダッシュして、後方の観客にも二人の姿を披露するあたり、気遣いに溢れてますね。
生憎観客はその雄々しいコーラスを合唱できませんが、代わりにバンドメンバーの声が大きく響き渡る「兵、走る」が本編ラストで登場。すっかり定位置です。キーボードの音をバックに「なんかあっという間にここまで来ちゃいました!」「本当最高でした!どうもありがとうございました!」と感謝を告げると、松本さんが静かにギターを奏でて曲がスタート。初披露はHINOTORIツアーの不調の反省でセーブしたWhole Lotta NEW LOVEツアーで、その後は無観客・スタジオライブでしか演奏されていないこの楽曲。ようやく稲葉さんが本来のパワーで歌い、この曲の持つタフさを存分に発揮したように思います。この曲の盛り上がりに声を出せないというのはめちゃくちゃ辛そうですが、観客も大きく腕を振って応戦。最後は「トラーイーヤイ!」と叫び、青山さんのドラムソロが響く。青山さんが大きく叫ぶとバンド全員でジャンプして締め。ここで本編はさらりと終了。拍手のみでアンコールを観客が呼びかけます。