OPENING SE〜THE CIRCLE
STONE COLD CRAZYにニヤリとし、AEROSMITHとQUEENの曲があるのにKISSがないなんて!などと嘆きつつ、ビーサーを読んでいると客電のついたままインストバージョンのTHE CIRCLEが流れ出す。この時点で観客は沸騰状態。
ちょっとすると、一際甲高い叫び声が一方からするので、何だ何だとそちら側を振り返ってみればメンバーが普通に横から登場。おいおいおい。生憎doaの二人以外は、他の人の頭にさえぎられて上手く見えなかった。
ステージにメンバーが立った時点で、Aブロックを実感。もう二度とないかもしれない近さなので、しっかり脳に焼き付けようと、その瞬間心に決めました。
メンバーがそれぞれの位置に着いた後、稲葉さんが腕を広げて皆を煽る。ここでようやく僕も、「ウォ〜〜オ〜オ〜」と歌いました。というか、完全にTHE CIRCLEが流れてるの忘れてました。でも、CDに収められたものよりかは長かったですよね、確か。
01.パルス
煌びやかなイントロにのせて歌われるのはアルバム随一のスピーディーなナンバー。
客電はつけられたまま。稲葉さんはなんと目の前に来て、歌う。かなり呆然。いつものことながら、稲葉さんのスピーカーから流れる声に慣れるまでに時間がかかりました。なんか、最初は物凄く甲高い変な声に聞こえちゃうんですよね。慣れるとしっかり聞き取れるんですけど。ソロの時は一曲目が冷血だったから、特に何も感じないまま耳が慣れましたが。
もちろん、「I'm here!」は皆で叫びました。B’zは確かにそこにいるんだ、という声に聞こえました。
エンディングがかなり長めにとられてましたね。どう長かったか、ちょっと記憶が曖昧なのですが。
02.Fever
一年半以上まったこの言葉「B'zの・・・B'zの・・・B'zのLIVE-GYMにようこそ!!」
客電が消えていき赤の照明がステージを染める。光を受けて、俄然ライブの雰囲気を増すステージ。
シェーンのドラムにのせて、マラカスを持って振り出す稲葉さん。うむ、これぞLIVE-GYM。
サビ前の手拍子は何となくバラバラでした。というか、した人自体少なかったですね。かわりにラストの「Fever!」のコーラスはしっかり皆で歌ってましたね。今になって思い出したのですが松本さんの腰振りを見忘れた。というか、多分松本さん逆側にいました。残念。
03.イカロス
これは意外な選曲。アルバム曲だからやっても不思議じゃないんですけど、やるとは思ってなかった楽曲。
A、Bメロのバラードっぽい部分をしっとりと歌い上げるのですが、まだ喉があたたまってないのでしょうか。
稲葉さんの低音がちょっと不安定に聞こえたような気がしましたが、気のせいでしょう。サビと間奏の盛り上がりは素晴らしいの一言に尽きます。この曲であんなに盛り上がれるとは思いませんでした。そうそう、この曲ではベース音が響きまくってるなぁとか聞いてる最中にふと思ったんだ。
04.アクアブルー
松本さんがセンターに立って、ギターを引き出す。何だ何だ、とひたすら松本さんを注視してると短いギターソロの後に、稲葉さんが松本さんの横に突然現れ、歌いだす。「アクアブルーが静かに〜♪」照明はもちろん青。正直な話、この曲はアルバムの中ではそんなに好きな曲ではなかったのですが、評価が180度、とは行かずとも130度くらい回転しました。物凄くカッコいいですね、この曲。生で、聞いて分かる良さ。この感覚も久しぶりな気がします。
そして、ギターソロ後に空白。稲葉さんが「アクッ」まで歌って引っ込め、その後すぐにギターと共に歌いなおす。これは演出なのかなとその時は思ってたのですが、そうでもないようですね。貴重なものを聞きました。
05.睡蓮
ここで一息つくようにしっとりとしたナンバーが登場。稲葉さんは向こう側へ、松本さんがこちらに。
この曲では目を閉じながらギター弾く松本さんが印象的でしたね。曲に身を任せている感じ。曲の出だしのボーカルははファルセットではなく地声。これはこれで趣がありました。
ギターソロで光を当てられ、一心にギターを弾く松本さん。やっぱ、凄いな。音色を直接身に刻まれたような感覚を味わいました。
それからキーボードが美しいですね。こういうバラード曲ではよく映える。原曲にはない音色なだけになおさら。
MC
「久しぶり!元気でしたか?」
「ステージが丸くなっているので、昨日よりいっぱい回ろうと思います。みんなが
思っている以上にここからみんなのことがよく見えるから、心しておくように!」
06.Mannequin Village
・・・・・・一体何を聞いているのか一瞬、分からず、次の瞬間笑ってしまいました。
よりのよってこの曲をやるとは!「ウッ!」の声は激しくなかったです。どうでもよいのですが声、演奏がCDそのままとはどういうことか。
やばいよ、10年前から変わらないパワー持ってるよ、この二人!!
そして、松本さんの前に腰を下げて立つ稲葉さん。二人で演奏しながらふちを歩く。円形ステージならではの動きですね。
ここで二人が一緒にいることにまたしても感動。当たり前のことなんですけどね。
注目の間奏の語りの部分はラップっぽい歌に変更。大田さんと一緒に一つのマイクで叫んでました。む、この光景は明石さんと一緒に叫んだあの頃と同じですね。鳥肌がたってしまいました。「光を浴びるために叫べ」とかなんかそんなこと叫んでました。
07.哀しきdreamer
シェーンが素手でドラムをたたき始める。今度は何だろう、と思っていると四人でセンターを円状に囲む。なんか物凄くかっこいいぞ。
だが、曲が分からん、と思ってたら、バンドが加わり思わずまた笑いがこぼれてしまいました。絶対にライブで演奏されることがないだろうと思ってたこの曲をやるなんて!狂喜乱舞。でも知らない人多かったみたいですね。無理もないか。「どんなジャンルもないない!」をしっかり決める。座り込みながら最後は倍音を大量に含んだボーカル。これはCDでは味わえなかった凄さだ。
08.BLACK AND WHITE
キーボードによるソロが始まる。増田さんがようやく前に出てきた。って、おい、ちょっと待った。このイントロはまさか・・・!?THE GAMBLERの前奏に再び興奮状態。ついにTHE GAMBLERまで!と思いきや、紫のライトをセンターで浴びる稲葉さんが「Ah〜ah〜ah〜」・・・考えが甘かったようです。始まったのはアルバム中、最重を誇るBLACK AND WHITE。片足を突き出して腰を低め、歌う稲葉さん。ボーカルはCDよりさらにネチっこい。松本さんは向こう側で見えない。でもギターソロの時にはしっかりセンターに戻ってきてくれました。
09.Sanctuary
イントロからしてもはや言葉もなし。ただ、呆然と佇んでました。ちょっと言葉では表せない凄さでした。
コーラス二人が大活躍してましたよ。
MC&カウント練習
一回目の後「ファイブー!」の声。OK。ナイスなレスポンスだった。
「うん。・・・ちょっと梅雨っぽい。梅雨空って感じ?今日は外の天気も良いんで、
もっとぶっとい声でお願いします!」
というわけでやり直し。
「幕張のぶっとい声聞かせてくれー!」
二回目は良し。
「でも、次が一番よいんですよね?」と稲葉さん、観客にプレッシャー。
「せーの!」
10.ALONE
イントロが印象的なバラードが2000年以来久々に登場。
2000年より遥かによい声。あの2000年の雨の中での声と比べるほうが無理ありますね。
サビのバックのコーラスの本来「I was born〜」だけど、今回は徳永さん・大田さんの「ALONE♪」という声のみ。最後に三人がライトを当てられ、アカペラ(歌ってるのはメンバー全員)。最後はピタッと切る。無茶苦茶綺麗でした。ALONE結構好きになったかも。これからはバラベスとかで飛ばさないようにします、はい。
11.今夜月の見える丘に
イントロが流れるや凄まじい歓声。やはり、人気なんだなぁと実感。CDはともかくライブでは微妙な曲というのが僕の中でのこの曲の評価なのですが、声のおかげでいつもよりもずっと良い感じでしたね。間奏では増田さんのキーボードが映えてたのが印象的。ギターソロはいつものじゃなかった気がするけど、定かじゃないです。
12.Happy Birthday(新曲)
「今日誕生日の人!・・・一杯いますね。何か集中してるところもあるみたいですけど」
「今日は・・・そうだ!七夕だ!短冊書くの忘れた・・・え〜そんなことはどうでもいいんですけど」
「誕生日を祝える曲がないということに気づきまして、えー、もう17年もやってるんですけど・・・
急遽制作し、急遽完成させました」
「ひじょ〜うに簡単な曲です。え〜、今日が誕生日の人、それから、今日が誕生日じゃなくても、あたかも自分の誕生日のように祝える心が柔らかくて、想像力豊かな人達にこの曲を捧げます」
増田さんのキーボードが印象的だった明るい曲。そのせいかアンドリュー・W.Kの曲のように聞こえました。明るくノリのよいポップチューンです。いかにもB'zって感じ。CD化はいつでしょう?
「Happy Birthday おめでとう!」
13.love me,I love you
発売10周年って多分二人は知らないです。前の曲と同系列の明るさ。何気にこの曲はしょっちゅうライブでやってるのですが、PVのイメージが強いせいか、今ひとつ存在感が薄い気がするのは僕だけでしょうか?二人がPV同様スーツで歌ったりとかしたらまた話は別なんでしょうけど。ギターソロではもちろん皆で手拍子。この手拍子は気持ち良いです。コーラスは"G" Bassバージョン。
14.ねがい(間奏:メンバー紹介)
ピアノのイントロからして既にやばい。初ライブ以来、かれこれ7年ぶりに聞きました。
もちろんBUZZ!! STYLE。シェーンがやはりこのスタイルではよくあいます。一番のサビ前に「アーゥ!」のシャウトに感動。これこれ。このシャウトに惚れたのですよ。
間奏からは、サポメンソロタイムに突入。ぶっといベース音で、客を驚かせる徳永さんもさることながら、やはり、ここのメインは増田さん。いつも以上にこの人がカッコよい。やっぱ、B'zのキーボードはあなたしかいない!考えてみれば、この人とシェーンこそ正真正銘一年半以上会ってなかったんですよね。
松本さんが帽子をかぶりながら再登場。増田さんと掛け合いの後に、MISSION IMPOSSIBLEのテーマを弾いた後、SACRED FIELD突入。でも短いものでしたけどね。稲葉さんが再登場して「どこでも行ける♪」からスタート。
15.juice
もう沸騰状態。やはりライブでこその曲です。毎回のようにやってるけど、実際問題として僕の場合、この曲の真の力が味わえるのはライブだけなのですからやってもらわなきゃ困ります。体中を揺らして演奏するメンバー達。僕ですか?盛大に体を揺らしてましたよ。そして、恒例の間奏部分。
「まだ、歌いたいだろう?まだ歌えるだろう?」
「もう一発やらせてくれ!もう一発、もう一発!・・・一緒にいこうぜ!幕張ベイベー〜〜〜〜ッ!」
稲葉さんが壊れた・・・(笑)
16.さまよえる蒼い弾丸
この曲も久しぶりだ。稲葉さんが水を口に含んだら、これしかないです。さまよえる蒼い弾丸。水吹きをこちらに向かって三回ほどやってくれたのですが、残念。水は僕の方まで飛んできませんでした。この曲はギターソロが大幅に変更されたのをよく覚えてます。サビではお馴染みのジャンプ。徳永さんがこっちへ来て、満面の笑みで演奏してました。足長いなぁ、この人。
17.IT'S SHOWTIME!!
中央にミラーボールが登場。初にして最後の演出らしい演出。二番冒頭の「僕に足りないのは?!」「想像力!!」「Yes!!」ようやく、まともに聞けた(いつも余り意識してなかった)!でも、それ以外は沸騰状態であまり覚えてなかったりします。
とにかく二人がステージを縦横無尽に駆け回ってました。
18.愛のバクダン
ドラムで煽ってからスタート。TV出演時とは違い、「You can do it now!」も歌う稲葉さん。物凄い盛り上がり方に驚いてしまった記憶があるのですが、実際、楽しいんですよね、この曲。「1・2・3!」とか「アン・ドゥ・トロワ!」とか無意味だけどひたすら楽しい。なんかもう色んなことが全て吹っ飛んじゃうようなパワーがあります。
「そこに響くのは幕張のヴォイス!」
ENC
19.OCEAN(新曲)
分かってはいたけど、円形ステージのためウェーブは一度始めるとずっと途切れない。いつになったら終わるんだろうなどと思いながら参加してました。ウェーブも久しぶりだったな。そしてドラムカウントで登場。
「一番新しい曲聴いてください」の声と共にピアノのイントロが響く。その直前の火曜日に海猿で聞いてたけど、CDよりずっといいですね。ライブの稲葉さんは低音に妙な粘っこさがないからこういう曲の時は本当に良い声を出す。一番では増田さん、大田さん、稲葉さんにライト。妙に一番のサビ出だしが盛り上がった気がしたのは、きっといきなりコーラスが入ったからでしょう。ギターソロは途中からメロをなぞるパターン。ぴたっとコーラスがやんで、最後のギターの前に拍手しちゃう観客が多かったですね。
MC
「みんなのすごい顔見せてもらいました。心に焼き付けておきます。
みんなからすごいパワーをもらいました。勇気とか希望とか力強さとか、優しさとかが含まれていた
と思います。今日は本当最高でしたどうもありがとう〜!」
珍しくアルバムそのものの話はなかったですね、そういえば。いつもはアルバムタイトルに関する話なんかをするんですが。
20.BANZAI
これまた異常なまでの盛り上がりをみせた曲。ここでようやくこれがB'zの曲なんだなと実感。バンドで演奏してるシーン見たことないから、今まであんま実感無かったんですけど。
ギターソロ後はしばらくBANZAI。なんかの宗教みたいだ(笑)BANZAIセクションはどう歌うのかなと思ってたのですが割と普通に歌ってましたね。ギターソロも重ねまくってるからどうすんのかなぁ、と思ったら大田さんがいたわ。しゃがみこんで「くりかえしじゃない〜や〜い」から畳み掛けるような曲の構成は、いつ聞いても素晴らしい。最後は稲葉さんがセンターで手拍子して「BANZAI!!」。ライブ定番曲になるかな?
21.ultra soul
さらに上へ上へと盛り上がる。イントロから観客大興奮。「ultra soul! ultra soul!」の部分でこっちきて煽る徳永さん。もちろん恒例の「Do it!」「Hey!」はあり。目の前で初めて見た気がします。ていうか、松本さんの声はこれしか聞いてないや。「ultra soul!」「Hi!」の三連発を決め、バンド全員が演奏しまくる長いエンディングで終了。
「せ〜の・・・」
「お疲れ!」
最高のライブでした。
ENDING SE:Dear my lovely pain
お疲れ!の後に何度もお辞儀する二人。前の方でもう二人で一回。ステージ下りる前にもう一回。客だし曲はカラっとした明るい感じのロック。Sign of lifeをより軽くした感じ。
OCEAN、なりふりかまわず抱きしめてよりかはちょっとインパクト弱いかな。
二人が消えて、しばらく残ろうかな、と思ったらスタッフに追い出されてしまう。ちぇっ。
で、ようやく気づく。
「ん・・・XとARIGATOは?」
ドームで頼みますよ、お二人さん。