さぁ書くことないので、今日もエアロレビュー。え?本サイトのB'zの解説をアップしろって。申し訳ありません。現在志庵の解説を鋭意製作中です。
- AEROSMITH
- ファーストアルバムだけあって、まだまだチープな印象は否めないがDREAM ON、MAMA KINといった名曲があるのも確かで、今聞けば大物の予感が感じ取れるかもしれない。でも、まだまだ未発達なアルバム。私のお気に入りはONE WAY STREET。
- GET YOUR WINGS
- ジャック・ダグラスを迎えてのセカンド。エアロらしさがぐっと出てきたアルバム。イギリス型のハード・ロック志向が良く表れたアルバムである。Season Of Witherはジョーのエアロで一番大好きなバラード(スローブルース)個人的なお気に入りはもちろん、今となってはエアロバージョンの方が有名となったTRAIN KEPT A ROLLIN'。
- TOYS IN THE ATTIC
- ついにエアロ爆発といった感じのサードアルバム。エアロ特有のファンクさから泣きのバラード、ブルースのカヴァー、そしてもちろんロックンロールといった要素を詰め込みエアロ色に染め上げた初期の傑作。WALK THIS WAYは彼らの代名詞のような曲となった。また、YOU SEE ME CRYING以外の全曲が未だにライブで歌われている。お気に入りはBIG TEN-INCH RECORD。
- ROCKS
- エアロスミスの最高傑作にしてアメリカンハードロックの金字塔として名高い作品。前作とは打って変わって、焦点をハードロックに絞り、彼ら流の分厚いサウンドが随所で聞ける。アルバム全体がまさしく転がる岩のような圧倒的質量をともなって襲い掛かってくる。しかし、ライブのレパートリーとなる曲は少なめ。お気に入りはRATS IN THE CELLER。
- DRAW THE LINE
- 出来が悪いわけではないが前2作に比べるとイマイチなアルバムである。一曲目は前2作に劣らない名曲だが、後はどうもダレてしまう。CRITICAL MASSなどのファンキーな楽曲は嫌いではないが。ジョー、スティーブンのやる気のなさが原因だろう。個人的なお気に入りは、どこかQUEENっぽいノリのKINGS AND QUEENS。
- NIGHT IN THE RUTS
- ジョーが途中で脱退したアルバム。曲作りへの関心のなさは明らかでカヴァーも多くなっている。全体として、悪いロックアルバムではないが、エアロらしいスウィング感に欠ける。お気に入りは娘にスティーブンが捧げたバラード、MIA。
- ROCK IN A HARD PLACE
- ついにブラッドまで脱退しどん詰まりのエアロのアルバム。ソリッドなイメージのアルバムではあるが、エアロのイメージとはかけ離れてしまっている。それでも、最初の二曲は中々の出来栄えであるが。お気に入りはJAILBAIT。
- DONE WITH THE MIRROR
- オリジナルメンバーで復帰したアルバムだが、個人的には最もエアロ本来の姿からかけ離れたアルバム。曲も一曲目を除くと起伏に乏しく、過去のエアロを無理やりなぞった感じ。本人達がリハーサルのつもりのものを録るテッド・テンプルマンのやり方も、常に全力プレイのVAN HALENには緊張感がないプレイということで上手くいったかもしれないが、スロースターターなエアロには意味をなさなかった。本人たちにとっても未完成なアルバムに聞こえる消化不良な作品。お気に入りはLET THE MUSIC DO THE TALKING。