金もないのに・・・
- アーティスト: ボン・ジョヴィ,ジョン・ボン・ジョヴィ,ビリー・ファルコン,リッチー・サンボラ,デスモンド・チャイルド,デビッド・ブライアン,マックス・マーティン,ジョン・シャンクス
- 出版社/メーカー: ユニバーサルインターナショナル
- 発売日: 2005/09/14
- メディア: CD
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買っちゃった。とりあえず、さらっと一通り聞いてみました。印象としてはTHESE DAYSの正反対。THESE DAYSはゆったりした感じの曲がほとんどを占めてたけど、今回はアッパー系ばっかり。どれがどの曲か区別するのには少し時間が必要かも。
BOUNCEがストリングスを使って、まとまりある内容になってたけど、今回はもっと荒削り。されど、CRUSHほどバラエティに富んでるわけでもない。評価はまだ、定めがたい。
ちょっと一曲ごとにもう一回さらっとみてみましょう。
- HAVE A NICE DAY
- I WANT TO BE LOVED
- 個人的にぱっとしない楽曲。全体的に単調なイメージがある。あ、これトーキング・モジュレーター(と思われる音)が入ってるな、くらいしか思い出さない。
- WELCOME TO WHEREVER YOU ARE
- 落ち着いた響きのイントロ〜Bメロ。サビで伸びやかに。ちょっとTHE DISTANCEっぽいかな?THE DISTANCEのが良い出来だと思うけど、これも良い曲です。
- WHO SAYS YOU CAN'T GO HOME
- これは弾けたノリのポップロック。聞いてて気持ちの良くなる楽曲。最後の「It's alright」の連呼も決まってて、かっこよい。セカンドシングルになりそうなノリですな。前作で言うMISUNDERSTOODみたい曲ですね。
- LAST MAN STANDING
- これはBOX SETに入ってた曲をさらにアレンジを変えて出したもの。イントロのヘビーな感じがめちゃくちゃカッコイイ。サビにもうちょい疾走感が欲しかったけど、十分カッコイイ曲。
- BELLS OF FREEDOM
- WILDFLOWER
- 同じバラードならこっちのが好きですね。Bメロからだんだんが感情が高まるような感じが好き。ただ、サビがちょっと足りないかなぁ。
- LAST CIGARETTE
- だんだんスピードが上がっていき、サビで加速する楽曲。これはかなり好きな曲。BOUNCEでは聞けなかった楽曲の典型だし、メロディもよく出来てる。
- I AM
- ヘビーさに中にやや哀愁を込める、という僕の好みど真ん中の楽曲。試聴の時から一貫してアルバムの中で一番好きな曲。この曲がなきゃ今日買うことはなかった気がする。ホント、良い曲。
- COMPLICATED
- 個人的にぱっとしない曲2。何故か好きになれんな。
- NOVOCAINE
- タイトルの読み方がまず気になる。曲自体は可も不可もなくかな。サビの後半のメロディはいかにもBOんJOVIらしくて好きだけど。
- STORY OF MY LIFE
- タイトルから、てっきりJOEYとかRIGHT SIDE OF WRONGみたいな、落ち着いた感じの楽曲なんじゃないかな、と想像してたんだけどね。いや、実際イントロはそれっぽいけど、中身は明るいノリです。意外性もあるし、ピアノがハネてる曲も良い。
- DIRTY LITTLE SECRET
- こっからはボーナストラック。イントロからしてワイルドでかなりカッコイイ曲だよ、これ。アレとか外して、こっちを正式にアルバムに入れたらいいのに、と思える出来。
- UNBREAKABLE
- デイビッドとの共作。名曲IN THESE ARMSを作り出したデイビッドとの曲、ということでめちゃくちゃ期待しまくってたんだけど、やっぱIN THESE ARMS級のものではないか。なんかエアロっぽい。Aメロがとっても。僕は好きだけど、ジョンがアルバムから外したのが分からないでもない。
- THESE OPEN ARMS
うん、多分このアルバムそれなりに好きだよ。CRUSH以上BOUNCE以下。KEEP THE FAITH以上THESE DAYS以下。当たり前だけどSLIPPERLY WHEN WETとNEW JERSEYには及ばないよ。最初の二作以上であるのも当たり前だけど。
BOUNCE〜THIS LEFT FEELS RIGHT、と割と凝った音のアルバムが続いたから、なるべく生のバンドらしい響きのあるアルバムを作ろうとしたのは良く分かる。ただ、CRUSHやBOUNCEの時は膨大な曲の中から、最高のものを拾い出していったのに対して、今回は一気に作り上げた(BOX SETのインタビュー時には出来てた。まぁ、さらにそれを改良して4曲ほど入れ替えたみたいだけど)印象が凄く強い。故に、曲の印象がどれもカブる。それも統一感じゃなくて、均一感になってしまっているのが残念。もっと色んな音を組み合わせても良かった。だからBOUNCEより下。ただ、エッヂの効いたロックなノリがBURRN!の編集陣には受けたんだろうなぁ。BOUNCEで強調してたポジティブなノリというのは、むしろこのアルバムに相応しい。多分、ロックアルバムとしてはBOUNCEより優れてるけど、まぁ、僕、BOUNCE好きなもんで(笑)
ただ、それでもCRUSHみたいに一曲一曲がやたら主張しすぎて、何だか良くつかめないアルバムになるよりは一気に一枚聞き通せると言う意味でCRUSHより上。楽曲自体は多分CRUSHはBON JOVIのアルバムの中でもピカイチのが揃ってる。