Daily "wow"

たまにしか更新しないのに文章長くてすみません。

シュタゲ関連の話ばかりだと申し訳ないので、iTunesをちょっとひっくり返してみました。そういえば買ってたね、それ的な二枚、もとい三枚。

Wildflower & Cover Songs;Complete Best 'TRACK 3'(初回限定盤)

Wildflower & Cover Songs;Complete Best 'TRACK 3'(初回限定盤)

最近はアルバムにシングルをつけても、超豪華ボーナスCD付シングルと言うから恐ろしい。言ったもん勝ちなところがありますよね、最近の音楽界。そういう宣伝はともかく、中身が確かに豪華であることに嘘偽りはないSuperflyの新作。ドラマ主題歌のWildflowerは古風なミディアムナンバー。音の作り方次第では90年代の懐メロっぽい曲になりそうなのが、個性的な声と飾り気のない演奏で底上げされている。しかし、こう言ってはなんだが、たまたま見たドラマの印象が個人的にあんまり良くなかったせいで、曲の印象もぱっとしない。
私事なのですが、最近マラソンめいたことを始めまして、小さな大会にも参加させてもらってるんですが、大会で良く流れるんですよね、タマシイレボリューション。流れるような歌詞が気持ちのいい軽快なロックナンバーで、Superflyここにありという感じの素晴らしい曲だと思います。3分半ちょいしか短い曲がさらに短く感じるほど、ノリが良い。間奏の短いドラムソロを挟んでギターがリフを刻み、チープなピアノの音が入る、そんなオールドなスタイルがたまらなく好きです。
ジャムっぽい前奏の後にカウントからスタートするFree Planet。こちらは何かに急かされているかのようなスピーディーなナンバー。3分半にも満たず、ひたすらに展開が早い割に間奏ではしっかりギターソロも入ってる。
Roll Overという文字を見た瞬間にRoll Over Beethovenを思い出したのは、もちろん僕だけじゃないはず。The Beatlesでジョージが歌ったあの曲です。まぁ、こちらはBeethovenではなく、Roll Over The Rainbow。件の曲とはまるで違う、4曲入りのシングルの最後を飾る爽やかなポップナンバー。この曲で一番良い仕事してるのはBメロで小刻みに鳴ってるピアノ。これがなかったらもっと手堅いポップナンバーになったんだろうけど、ピアノのおかげで良い意味での軽さが出てる。
カバーアルバムの方は、アレンジの良さが前面に出てる。どれもかなり古いナンバーで原曲は肌に合わない人の方が多いんじゃないだろうか。それでも、程よくキャッチーなSuperfly色に染め上げられている。一番有名なのはイーグルスのDesperadoのカバーかな。Heart Of Gold、Honky Tonk Women、Piece Of My Heartあたりは知ってる人もいるだろうか。Rock And Roll Hoochie Kooは個人的に興味深いナンバーで、ROCK AND ROLL STANDARD CLUB BANDのバージョンと聞き比べなんかしてみた。同じ曲が元でも、アレンジ次第でこうも違うかと驚く。RRSCのは重厚感があって、ハードロック然としているのに対して、Superflyのは軽くて鋭い。ちなみに原曲に近いのはRRSCの方。原曲もRRSCと同じくらいのテンポのハードロックです。
全く知らない曲で、耳を引いたのはMy Brother Jake。好きなんですよ、こういうバラード寸前のポップス。耳触りが凄く良い。Superflyについてはピアノの使い方が派手なほど好きになるみたいですね、僕。
蛍/少年(初回限定盤)(ボーナスCD+フォトブック付)

蛍/少年(初回限定盤)(ボーナスCD+フォトブック付)

触れ込みは桜坂を越えた曲。しかし、桜坂がそこまで素晴らしかったかは今となっては疑問ではなかろうか。いや、確かに発売当時のPVと楽曲の美しさは今でも覚えてますけどね。そういえば、シングル買った気がする。さて、桜とは対をなすように秋を象徴する蛍のタイトルを冠したこの楽曲。アコギとストリングスを絡めた福山さんの王道的なバラードですね。以上。個人的に、最愛ほど強く胸を打たれるような歌詞でもないし、インパクトもはつ恋に劣ると思うんですよね。聞けば間違いなく良い曲なのだけど、とび抜けない。milk teaと同じ印象の楽曲。
少年の朗々とした曲調の方がずっと好きですね。系統としてはあの夏も海空もや明日の☆SHOWと同じ夏を感じさせる快活な楽曲。最初の低いストリングスからして、もう良い曲。CMでお馴染みとなってる「生きることの 美しさと 儚さを知る そのとき この痛みは やがて明日の歌になるよ」というサビのメロディーが癖になる。歌詞も良い具合に少年のしみったれた感じが出てて、夏の青春を思わせてくれる。福山さんの楽曲ではかなり好きな方です。
Revoltuion/Evolutionは恒例のインストナンバー。割合ノリの良い曲なんだけど、福山さんのインストって起承転結が見えづらい。歌モノにしたら結構良い曲になりそうなのに何故インストなのだろう。最後に掛け声が入ってから、かなり盛り上がる。ライブとかだと良い曲なのかも。リフも分かりやすくて派手だし。
蛍のピアノバージョンは最愛ともろかぶり過ぎて、印象がひたすらに薄い。最愛はそりゃあもう素晴らしかったですからね。ピアノバラードの中でも傑作の部類に入ると思う。相手から一歩引きつつも相手を一途に思い続ける歌詞が、とてもドラマチックで泣けた。最愛はもっと評価されていいはず。PVも大変美しかった。そして、蛍のことは忘れた。
そういや、福山さん、ベスト出すみたいですね。
THE BEST BANG!!(Best inst集6曲CD付)(DVD付)(初回限定盤)

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