Daily "wow"

たまにしか更新しないのに文章長くてすみません。

さよなら傷だらけの日々よ

さよなら傷だらけの日々よ(初回限定盤)(DVD付)

さよなら傷だらけの日々よ(初回限定盤)(DVD付)

今更感があるのですが、軽く感想でも。まずは目を引くのが、風と共に去りぬを大胆にパロったジャケット。たまにこういうお茶目なことしますよね。理由は、タイトルが何となく昔の映画っぽいからとのこと。要は特に意味がないと。
そんなロマンチック(?)なジャケットとは裏腹に、曲自体は軽い打ち込み音から、ハードな演奏が乗っかってくるB'zらしいロックナンバー。愛のprisonerにも似たダークかつメタリックな雰囲気を持ったAメロから、「Let me go now!」のコーラスが印象的なBメロへ。そして、「So long」のコーラスと共に、CMでお馴染みの爽やかなサビが登場する作り。ギターソロも大分凝ってて、サビ後にブレイクした後でもう一回長尺のソロが来る。決して長い曲ではないけど、ギターの存在感はかなり大きい。
CMでのイメージと、全体を聞いた後のイメージがだいぶ異なる。これはPVも一緒で、CMでは爽やかさが強調されて色鮮やかな映像だったけれど、初回盤に同梱されてるDVDでは、同じ場所でもモノクロの画像を基本として、雷など不穏なエフェクトが目立つ作りになってる。
面白いのはこれだけハードな構成にしていながら、意外なほどに受ける印象はキャッチーであること。ELEVEN時代の人を寄せ付けないようなオーラは出てない。打ち込みやコーラス、コンパクトな作りが、耳に優しいハードさを実現してるのかなと。
個人的には二番の出だしが劇的でめちゃくちゃかっこいいですね。あと、「そうじしてくれや」という歌詞のインパクトがでかい。
続いて、Dawn Runner。こちらはイントロのリフが凄く印象的。個人的にはサンホラの澪音の世界のイントロとそっくりなので、無駄にテンションが上がります。似たようなリフ使っても、まるで違う曲になるのも面白い。
受けるイメージとしてはguiltyに近い。あるいはスマートな哀しきdreamer。ストリングスの音と、エフェクトかけた低音のボーカルがいい具合に不穏な印象を植え付ける。朝日を浴びたいという光を求める歌詞でぴんときた人は鋭い。ACTIONの時期に作られた楽曲だとのこと。言われてみれば、guilty以上に一心不乱に近い作りではある。
朝ランニングするのにぴったりの曲ですね。走り終わった後に若干気が滅入りそうな歌詞ではありますが。