Daily "wow"

たまにしか更新しないのに文章長くてすみません。

B'z presents LIVE FRIENDSに参加してきました

昨日開催された東京ガーデンシアターでのライブ、B'z presents LIVE FRIENDSへ参加してきました。
B'zとしては久々のフルキャパの公演、声出し禁止に加えて着席指定というルールのあるライブでしたが、今回のコンセプトはそれがかえって良かったのではないかと思います(あるいはそういったルールがあったからこそのLIVE FRIENDSなのかもしれませんが)。

5階の席でしたが元々見下ろすことを前提に作られたシアターなので、ステージ全体は着席しながらでもしっかりと見ることが出来ました。傾斜が強いので端の方だとステージの一部は完全に見えなかったかもしれませんが。

開演前のステージには薄い幕がかけられてLIVE FRIENDSのロゴが映し出されていました。開演後は幕が横に避けられて劇場っぽさを盛り上げていました。ステージ向かって後方に管弦楽器隊、中段に右から斉藤ノヴさん、坪倉唯子さん、川村カースケさん、小野塚さん、前段が右から松本さん、稲葉さん、YT、大賀さんという並びでした。

天井付近には5ERASで使用したと思われるシャンデリアが吊るされていました。シャンデリアが引っ込むと代わりにスクリーンが後方に登場し、イメージ映像を流す仕様でした。スクリーンでバンドを映したのはアンコールのみです。

ステージ自体がこじんまりとしているので、稲葉さんも多少は動きますが並びが変わるほどの広さもありませんでした。無線ではなくケーブル付きのマイクを使う稲葉さんというのも非常に新鮮でした。

肝心のセットリストは以下の通り。

01.いつかのメリークリスマス (Reprise)
02.僕の罪
03.Love is...
04.恋じゃなくなる日
05.傷心
06.BABY MOON
07.ある密かな恋
08.sasanqua 〜冬の陽
09.SNOW
10.きみをつれて
11.Friends
12.シーズンエンド
13.Butterfly
14.こんな時だけあなたが恋しい
15.ミダレチル
16.GROW&GLOW
17.どうしても君を失いたくない
18.SEASONS
19.いつかのメリークリスマス
20.FriendsⅡ

ENCORE
21.結晶
メンバー紹介
22.JOY
23.TONIGHT(Is The Night)

後日配信がありますので細かい感想は省きますが、セットリストの豪華さに感動します。「いつかのメリークリスマス」「TONIGHT(Is The Night)」以外は個人的には全てライブで聞くのは初めて。そうでなくてもライブ初披露の曲がほとんどを占めるというB'z史上初と言っていい試みのセットリストでした。「FRIENDS」「FRIENDSⅡ」はインストゥルメンタル含めてすべて披露、「FRIENDSⅢ」はインストゥルメンタル以外はすべて披露と本当に「FRIENDS」尽くしのライブでした。

「FRIENDS」の曲は管弦楽器が入ったアレンジとなり、「僕の罪」「恋じゃなくなる日」は原曲以上にドラマチックで派手な曲になりました。「いつのメリークリスマス」はストリングスが入ったほか、松本さんがエレキを演奏。原曲に近しい雰囲気ですが、今のB'zらしい仕上がりだったと思います。

「FRIENDSⅡ」はアレンジ自体は原曲通りですが、それぞれの楽曲の肝となる楽器のソロはかなり派手に演奏を変更しています。「傷心」「きみをつれて」はギターソロを大幅に変更しての演奏。「きみをつれて」は出だし含めて原曲の余韻がありましたが、「傷心」は別物でしたね。「傷心」ラストは坪倉さんとのシャウトの掛け合いが圧巻。

「FRIENDSⅢ」は管弦楽器が派手に活躍するポップスといったイメージでした。冬をイメージした歌詞ではあるものの、明るい曲調が多いので、前二作とはまた違ったコンセプトアルバムになっています。他が明るい分、「Butterfly」のマイナー系の曲調や「GROW&GLOW」のまっすぐなバラードが際立っていたように思います。こちらはまもなく発売されるアルバム待ちですね。

アンコールは、「FRIENDS」シリーズの雰囲気に合った楽曲を3曲チョイス。「結晶」と「JOY」はライブ初披露となりました。「結晶」のみ管弦楽器抜きで演奏。「JOY」からは観客が立ち上がっても良いとの許可が稲葉さんから出され、当然総立ち。「JOY」も「TONIGHT(Is The Night)」もしっとりした楽曲なのですが、今回のライブではどういうわけかノリノリなムードとなり、稲葉さんも楽しそうにステージを回りながら歌っていました。

二日間のみのライブですが、二人の気合は十分で松本さんはギターソロは言うに及ばず、久々にカッティングのフレーズもそれなりに演奏していました。稲葉さんの調子も絶好調で「FRIENDS」の楽曲は当時と歌い方もかなり違うだけに少し歌いづらそうでしたが、「FRIENDSⅡ」の楽曲は96年当時からワープしてきたのかと思うほど、見事な歌唱でした。最近の少ししゃがれた感じが当時の声に近いのかもしれませんね。

日がたつにつれて記憶が薄れていくのがもったいなくてもどかしいのですが、幸いにして配信が決まっていますので、配信までは何度もライブの記憶を反芻していきたいと思います。