Daily "wow"

たまにしか更新しないのに文章長くてすみません。

Scratch(with 稲葉浩志)

Scratch(with 稲葉浩志)を使ったマジック:ザ・ギャザリング「神河:輝ける世界」のトレイラーが昨日正午に公開されました。3分半くらいあるのでこれでフルかなと思いきや、実は編集バージョンでフルは4分以上ある楽曲です。

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あわせてサビ部分だけですが、TKと稲葉さんのレコーディング風景がトレイラーとして公開されております。稲葉さんが他の人とボーカルのレコーディングをしている風景は本当に珍しいですね。これはこれでフルで見てみたいなあと思わせる映像です。

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各種配信サイトで本日0時からダウンロード・ストリーミングが開始されております。TK作詞作曲によるバラードで頭から流れるピアノのフレーズが非常に印象的な一曲です。それ以上に高い声を駆使してファルセット交じりで歌うTKとじっくりと力強い歌声を聞かせる稲葉さんの声が良い対比となって曲のドラマチックさを盛り上げている気がします。稲葉さんが歌う曲は最近はオールドスタイルの楽曲が多かったので、TKによるドラマチックながらもどこか現代的なアレンジの楽曲を歌うのは凄く新鮮ですね。ギターソロ直前でシャウト寸前で唸る部分や、終盤のTKとの掛け合いを経て、TKのファルセットの裏で「沈んだ先にある」と声を張り上げるパートが素晴らしいですね。直後にユニゾンで「遠い、遠い~」と続く構成も美しい。
稲葉さんが作詞でも参加したAs long as I loveも収録したCDシングルは3月16日発売です。

稲葉浩志・TK from 凛として時雨の新曲に参加

稲葉浩志TK from 凛として時雨の新曲に参加!!

稲葉浩志が作詞とゲストヴォーカルで参加した、TK from 凛として時雨のダブルAサイドシングル「As long as I love / Scratch(with 稲葉浩志)」が3月16日に発売となります!

詳細はhttps://tkofficial.jp/s/n150/news/list?ima=0237&cd=information

松本さんに続いて稲葉さんも単独でコラボ活動を実施。
作詞やコーラスで参加というのは珍しくないですが、ボーカルも含めて参加というのは珍しい気がします(SLASHの例もあるのでないわけじゃないです)。

CDの発売日は3月16日ですが、「Scratch (with 稲葉浩志)」については先行でYouTubeでタイアップ動画が公開、2月17日からは配信されます。B'zと違って、タイアップ曲は早めに配信してくれるのがありがたい限りです。

あわせて本日はLIVE-GYM 2022のB'z Party一時抽選の発表日でした。動員数は普段のB'zに比べるとだいぶ少なそうですが、参加要件が絞り込まれたこともあり、2019年よりは当選率が高めのように感じます(ネットで見た感じの主観なので本当はそうでもないかもしれません)。

先日届いた会報でもFRIENDSⅢで一旦逸れたアルバム制作を再開しているという情報のみでしたので、LIVE-GYM 2022に向けたこれからの情報開示に期待です。

SLEEPLESSとLIVE-GYM2022ツアースケジュール発表

「リヴ」に続く新曲のタイアップ曲が発表されました。お馴染みの『名探偵コナン』タイアップで本日初めての放送となりました。

B’zの新曲「SLEEPLESS」が、テレビアニメ『名探偵コナン』のオープニングテーマとして1月8日(土)放送回からオンエアになることが決定いたしました。

※テレビアニメ『名探偵コナン』公式サイト
http://www.ytv.co.jp/conan/

※新曲「SLEEPLESS」のリリースは未定です。

Led Zepplinの「Kashmir」調のリフから稲葉さんが語りに近いトーンで歌いあげてきます。短いBメロを挟んで、サビへ。『名探偵コナン』タイアップ曲は「世界はあなたの色になる」のような例外を除けば、「ギリギリchop」以降分かりやすいサビの楽曲が多かったのですが、「SLEEPLESS」はキャッチーさとはかけ離れた感じです。松本さんがソロで発表した「Theme from ULTRAMAN」に似たメロディかもしれません。「朝を待つだけ」と吐き捨てるようにサビを結ぶと、そこから怒涛のラップパート。このラップパートがかっこいいというかこの曲の肝でしょうか。最後にもう一度サビを挟むので、曲自体は短めなんじゃないかと思います(ギターソロ等カットされているのでなんとも言えませんが)。ラップパートが「煌めく人」を彷彿とさせるせいか「ELEVEN」っぽい雰囲気の楽曲だなと感じました。かっこいい曲ではあるけど、『名探偵コナン』にはあんまりあってないかな。
これと前後してLIVE-GYM 2022のスケジュールが発表となりました。サポートメンバーやツアータイトル未発表のままです。

3年振りとなるB'z LIVE-GYM 2022の開催が決定しました!
現在も続くコロナ禍の中ではありますが、2020年の5週連続無観客配信ライブ「5 ERAS」、昨年有観客にて開催した新たなる試みであった「UNITE #01」、続く「LIVE FRIENDS」を開催し、いよいよ全国ツアーへと踏み出します。
依然としてコロナ禍が続く中での開催となり、様々な観点から即座に大規模なツアーの催行は難しく、また皆様の中でもライブに対する考え方は様々であると熟思しております。従いまして、まずはホール・アリーナから徐々にコンサートツアーを再開することにいたしました。これまでのファンの皆様の深いご理解とご協力にメンバー・スタッフ一同心より感謝しております。まだまだ制約がある中ではありますが、引き続きコンサート活動へのご理解とご協力を賜れますと幸いです。
また、千秋楽の8月14日(日)ぴあアリーナMM公演の模様を全国の映画館にてライブビューイング(生中継)を実施します!(※ライブビューイングにつきましては、後日詳細をご案内いたします)

オフィシャルサイトの文章にもある通り、近年のB'zのLIVE-GYMとしては公演数の割に比較的小規模のツアーとなります。チケットは激戦になることが予想されますが、代わりにWhole Lotta NEW LOVEツアー同様に最終日はライブビューイングを予定しているとのことです。昨年からの傾向として配信でもおかしくないかと思ったのですが、臨場感重視なのか映画館でのライブビューイングのようです。何にせよ、会場に行けなくてもライブをみれるというのはありがたいことです。昨年から準備されていたアルバムと共に2022年のB'zの活動が少しずつ明らかになってきました。

LIVE FRIENDS生配信終了/LIVE-GYM2022決定!

B'z LIVE-GYM 2022 開催決定!!

B'z LIVE-GYM 2022の開催が決定しました!
詳細は、2022年1月上旬頃の発表を予定しています。続報をお待ちください!
2022年には3年ぶりのニューアルバムのリリースも予定していますので、どうぞご期待ください!

B'z presents LIVE FRIENDSの配信が特典映像含めて先ほど終了しました。
B'z PARTY限定の特典映像の前、エンドロール終了後の会場のスクリーンにLIVE-GYM2022決定の憎い演出(木梨さんのラジオで松本さんがポロリしちゃってましたが)。
新しいカラフルなアーティスト写真も公開。ストーンズみたいな感じですね、二人とも。
また、来年にはアルバム発売も宣言。元々「FRIENDS Ⅲ」がアルバム制作からスピンアウトした企画なので予想はしていましたが、「リヴ」という具体的になると別の楽しみがありますね。まずは冬が明けるまでは「FRIENDS Ⅲ」と、年明けまでLIVE FRIENDSのアーカイブをじっくり楽しみたいと思います。

B'z 新曲「リヴ」映画『嘘喰い』主題歌に決定!!

2022年2月11日全国公開となる映画『嘘喰い』主題歌に、B'z書き下ろしの新曲「リヴ」が決定いたしました!

自分の幸せのためだけでなく、現世の理不尽を暴き出すがごとく、逃げ道のない勝負に挑み、苦境においても決して生きる事を諦めない斑目貘のポジティブな姿勢を表現できればと思い、“リヴ”という楽曲を作りました。嘘喰いの世界に少しでも花を添える要素になれれば光栄です。


※『嘘喰い』公式サイト
https://wwws.warnerbros.co.jp/usogui-movie/

※新曲「リヴ」のリリースは未定です。

「FRIENDS Ⅲ」がリリースされたばかりのB'zですが、早速全く別の新曲情報が入りました。
「FRIENDS Ⅲ」自体が通常のアルバム制作の中からスピンアウトして制作されたものとのことだったので、その他の新曲制作しているのは分かっていましたが、思った以上に早い新曲発表でした。

予告でサビがわずかに聞けますが、映画本編の音量も大きいのであんまり聞こえないのが正直なところ。「何が何でも生きる」という冒頭のフレーズとブラスがかなり力強く響いているのは分かります。「FRIENDS Ⅲ」でもブラスは使用していますが、「リヴ」はB'zお得意のロック路線。

国内の実写映画の主題歌は「フキアレナサイ」以来。リヴ=Live=生きるだと思いますが、片仮名にしたのは稲葉さんらしくもありますし、Live=ライブと勘違いされないようにということかもしれません。

音源リリースはいつも通り未定、映画公開も2か月後なので「リヴ」は当面はここまでの情報になりますが、2022年のB'zの活動が楽しみなところです。

また、少し前ですがYahoo!ニュースオリジナル特集として、稲葉さんのインタビューが記事になりました。
リリースに絡むでもなく、音楽のことを話す稲葉さんはちょっと珍しい気がします。「ロックごっこ」をずっと続けている、B'zは二人だけで手ぶらで気軽に色んな町へ行けるといった率直な言葉も並んでいて非常に興味深い内容でした。

B'zは二人だけではない大きなプロジェクトであるという側面と、最小単位はあくまでも二人であり二人のやる気があれば何とでもなるという側面があらわれたコメントかと思います。

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6412325

FRIENDS Ⅲ/B'z

25年ぶりとなるFRIENDSシリーズの最新作「FRIENDS Ⅲ」が本日フライングで入手可能となりました。B'z Club-Gymでの限定盤の到着日は本日なのでフライングという言い方が正しいのかは分かりませんが。

先日行われたYouTubeライブを始めとした各所でも話が出ていますが、松本さんがアメリカから帰国した際の隔離期間に作られた曲の方向性がFRIENDSシリーズにマッチしてることから、久しぶりのFRIENDSシリーズの制作となったとのことです。発表は「UNITE」が先でしたが、今年の早い段階で「FRIENDSⅢ」自体は出来上がっていたようです。

「FRIENDS Ⅲ」と並行して通常のアルバム作りもゆっくり進めていたようで、「シーズンエンド」はYTと共にほとんどをアメリカで仕上げたという発言もありました。松本さんが木梨さんのラジオに出演された際に、FRIENDSシリーズのライブはLIVE FRIENDSでお終い、来年はアルバムを引っさげて全国を回る予定という嬉しいお漏らし発言もありました(スタッフがこのお漏らしには慌てたようですが)。

YouTubeライブはアーカイブ化され、LIVE FRIENDSからいくつかの楽曲が短い時間ですが公開されています。事前に募った質問をベースに二人が回答していく映像付きのラジオといった風情で、TVほどには緊張していない二人の会話を楽しめます。未視聴の方は「FRIENDS Ⅲ」とあわせて確認すると良いかもしれません。アーカイブ期限はLIVE FRIENDS配信開始の前日、12月23日までとなっています。


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アルバムのオープニングは「harunohi」というインストゥルメンタル。「ミダレチル」が元となっていますが、ギターの音色がこぼれてくるようなサウンドは「Friends Ⅱ」っぽいかもしれません。小野塚さんのローズピアノがベースの役目を果たし、稲葉さんの涼やかなコーラスが流れると、「シーズンエンド」に綺麗になだれ込みます。わずか35秒程度の短い楽曲ですが、ジャケット写真のイメージに一番近い楽曲かもしれません。

アルバムのリード曲という位置づけになる「シーズンエンド」は、先に述べたようにアメリカで制作され、松本さんもからっとした仕上がりになってしまったと発言しています。ウィンドチャイムの音色と冒頭の歌詞も手伝って、晴れているけど少し肌寒い冬の日をイメージさせてくれます。回想と別れを告げる歌詞なのですが、冬の新鮮な空気に包まれて新しいスタートを切るような楽曲です。穏やかな曲調とは裏腹に間奏では分厚く重ねられたギターをバックにサックスが鳴り響き、朗々としたギターソロを導きます。そこはいつものB'zといった感じですが、ウィンドチャイムの音と最後の「The day will come」のひっそりとしたコーラスが冬っぽさを盛り上げています。

川村カースケさんの強いドラムがブラス隊を呼び込んでくる「ミダレチル」、この曲は一番FRIENDSシリーズらしくない曲調でしょうか。「FRIENDS Ⅱ」の豪奢なアレンジを継承してはいますが、わりとはっきりとしたロックです。アレンジを変えれば通常のB'zのライブでも違和感なくやれそうな雰囲気があります。言葉を詰め込んだAメロだけきいたらFRIENDSシリーズの楽曲とは思えないでしょう。サビ頭の「あんたの~」という言葉遣いに見られるように、歌詞も歌い方も少し突き放したような恨みがましいようなトーンになっています。間奏では斉藤ノヴさんのパーカッションが存在感を増し、稲葉さんの掛け声に応じたようにキャッチーなギターソロが顔を出します。曲の終盤でも同じようにバンドの顔が浮かぶ演奏が繰り広げられ、稲葉さんも高いシャウトを聞かせてくれます。

「Friends Ⅲ」で盛り上がった雰囲気を再度本来のFRIENDSシリーズの物に戻します。今作では、小野塚さんのピアノで一通りメロディを弾き終えると、オーボエとチェロが登場。室内音楽的というか、何かの曲をクラシック調に仕立てなおしたような雰囲気です。荘厳な「Friends」、もの寂しさを感じる「Friends Ⅱ」とも違った仕上がりです。

木枯らしが吹くようなアコギとピアノのイントロで始まり、自身の嫉妬深さを露にする女性を描いた「Butterfly」。この曲のウィスパーまじりの囁くようなな歌い方や暗めの曲調は初期の稲葉さんのソロ楽曲を彷彿とさせるものがあります。ドラム抜きで淡々と演奏されているはずなのに、抑えきれない情感が溢れてくるのはモノクロの映画をみているような気になります。好みは分かれると思いますが、退廃的なところにロマンティックなものを個人的には感じて好きです。FRIENDSシリーズとしてもB'zの楽曲としても少し異質な楽曲ですね。

前の曲を吹き飛ばすように「こんな時だけあなたが恋しい」が少し太めのギターの音をかき鳴らします。ご機嫌な楽曲かと思いきや、曲が始まると不思議と懐かしい感じが溢れてきます。「Black Coffee」同様にどこか90年代初期を思い出させるメロディ運びだったり、エコーのかかった英語の歌詞が切なげなサビを導いたりといった曲のさりげない要素が懐かしさの原因かもしれません。一人で途方に暮れて、いないはずの「あなた」を恋しく思う歌詞も90年代にはよく見られたモチーフであり一番FRIENDSシリーズらしい歌詞といえるかもしれません。間奏では小野塚さんが涼やかなピアノソロを披露。ギターソロはないですが、曲頭と終わりで印象的なギターを聞かせているのでギターがなくて寂しいという印象は受けません。

今作の締めとなるのが、穏やかに夢見るようなバラードである「GROW&GLOW」です。まず頭のイントロが素晴らしい。ギターとストリングスによるイントロで、派手なものではないのですが一気に曲に引き込んでくれる素晴らしい音色です。そこに乗せてくる稲葉さんの声も優しい。これまでFRIENDSシリーズの楽曲には何かしらマイナスの感情が付き纏っていましたいましたが、この曲では時間を重ねた二人がゆっくりとさらに時間を積み重ねていきたいという希望が込められています。まるでFRIENDSシリーズという映画のエンドロールでも見せられているような大団円的な楽曲にも聞こえます。この曲を聞くとFRIENDSシリーズはこれで幕引きなのかと問いたくなる気持ちもわかりますね。歌詞や曲(特に間奏)が続いていくことを歌っているのに、どことなく終わりの雰囲気が漂う楽曲です。冬や雪が似合う曲ですが、冬の向こうの春を見据えた曲でもあります。

全体的に見ればやはり前2作と共通する部分もあるのですが、やはり全く別物だなという印象を受けました。11月~12月のクリスマスを中心としたラブストーリーを歌い上げたのが「FRIENDS」、1月~2月の雪の冷たさを人間関係に反映させたのが「FRIENDS Ⅱ」とするならば、今作は2月の終わりに春の暖かな光に溶かされていく人の感情を歌いあげているようにも聞こえます。冒頭が「harunohi」だったり、冬のアルバムながら歌詞の随所に「春」というワードが出てくるせいかもしれません。

「EPIC DAY」あたりからB'zはロックバンドであるという意識が二人の中では強くなってきており、ソフトな楽曲は意識的に排除され、ソロ活動でそういった要素が多くみられていたのですが、コロナ禍にあってB'zという時間が増えたことや通常の形式のライブが出来ないといった状況が生んだアルバムなんだろうなと思います。B'zの強みであるメロディや少し豪華なアレンジを久々に堪能できるアルバムかと思います。

初回盤には新たに録音された「いつかのメリークリスマス」のMVが同梱されております。基本的なアレンジは原曲通りですが、アコギのみだったギターに、エレキが用いられて少し厚みと温かさが加わりました。稲葉さんはYouTubeライブでは、決して歌うのが得意な楽曲ではないと発言していましたが、かなり原曲近いテイストの歌唱に戻っています。温かい演奏に対して、声が渋さを増している分、回想であることや主人公の寂しげな感情がより前面に出ていると思います。

MV自体も凝った作りで、ステージ上に歌詞の世界を展開しています。松本さんは椅子の棚をバックに座ってギターを弾きますが、二番でエレキにもと変えています。稲葉さんは椅子の入った荷物を持ちながら電車に乗ったり、公園でたたずんだり、夕食を前にしたりと歌詞とリンクした行動をしています。最後はふたりで座りながら演奏しているのが良かったですね。アレンジ自体はLIVE FRIENDSの配信でも聞けると思いますが、映像は恐らく当面はこのDVD限りなので気になる方は見ても良いのではないかと思います。

B'z presents LIVE FRIENDSに参加してきました

昨日開催された東京ガーデンシアターでのライブ、B'z presents LIVE FRIENDSへ参加してきました。
B'zとしては久々のフルキャパの公演、声出し禁止に加えて着席指定というルールのあるライブでしたが、今回のコンセプトはそれがかえって良かったのではないかと思います(あるいはそういったルールがあったからこそのLIVE FRIENDSなのかもしれませんが)。

5階の席でしたが元々見下ろすことを前提に作られたシアターなので、ステージ全体は着席しながらでもしっかりと見ることが出来ました。傾斜が強いので端の方だとステージの一部は完全に見えなかったかもしれませんが。

開演前のステージには薄い幕がかけられてLIVE FRIENDSのロゴが映し出されていました。開演後は幕が横に避けられて劇場っぽさを盛り上げていました。ステージ向かって後方に管弦楽器隊、中段に右から斉藤ノヴさん、坪倉唯子さん、川村カースケさん、小野塚さん、前段が右から松本さん、稲葉さん、YT、大賀さんという並びでした。

天井付近には5ERASで使用したと思われるシャンデリアが吊るされていました。シャンデリアが引っ込むと代わりにスクリーンが後方に登場し、イメージ映像を流す仕様でした。スクリーンでバンドを映したのはアンコールのみです。

ステージ自体がこじんまりとしているので、稲葉さんも多少は動きますが並びが変わるほどの広さもありませんでした。無線ではなくケーブル付きのマイクを使う稲葉さんというのも非常に新鮮でした。

肝心のセットリストは以下の通り。

01.いつかのメリークリスマス (Reprise)
02.僕の罪
03.Love is...
04.恋じゃなくなる日
05.傷心
06.BABY MOON
07.ある密かな恋
08.sasanqua 〜冬の陽
09.SNOW
10.きみをつれて
11.Friends
12.シーズンエンド
13.Butterfly
14.こんな時だけあなたが恋しい
15.ミダレチル
16.GROW&GLOW
17.どうしても君を失いたくない
18.SEASONS
19.いつかのメリークリスマス
20.FriendsⅡ

ENCORE
21.結晶
メンバー紹介
22.JOY
23.TONIGHT(Is The Night)

後日配信がありますので細かい感想は省きますが、セットリストの豪華さに感動します。「いつかのメリークリスマス」「TONIGHT(Is The Night)」以外は個人的には全てライブで聞くのは初めて。そうでなくてもライブ初披露の曲がほとんどを占めるというB'z史上初と言っていい試みのセットリストでした。「FRIENDS」「FRIENDSⅡ」はインストゥルメンタル含めてすべて披露、「FRIENDSⅢ」はインストゥルメンタル以外はすべて披露と本当に「FRIENDS」尽くしのライブでした。

「FRIENDS」の曲は管弦楽器が入ったアレンジとなり、「僕の罪」「恋じゃなくなる日」は原曲以上にドラマチックで派手な曲になりました。「いつのメリークリスマス」はストリングスが入ったほか、松本さんがエレキを演奏。原曲に近しい雰囲気ですが、今のB'zらしい仕上がりだったと思います。

「FRIENDSⅡ」はアレンジ自体は原曲通りですが、それぞれの楽曲の肝となる楽器のソロはかなり派手に演奏を変更しています。「傷心」「きみをつれて」はギターソロを大幅に変更しての演奏。「きみをつれて」は出だし含めて原曲の余韻がありましたが、「傷心」は別物でしたね。「傷心」ラストは坪倉さんとのシャウトの掛け合いが圧巻。

「FRIENDSⅢ」は管弦楽器が派手に活躍するポップスといったイメージでした。冬をイメージした歌詞ではあるものの、明るい曲調が多いので、前二作とはまた違ったコンセプトアルバムになっています。他が明るい分、「Butterfly」のマイナー系の曲調や「GROW&GLOW」のまっすぐなバラードが際立っていたように思います。こちらはまもなく発売されるアルバム待ちですね。

アンコールは、「FRIENDS」シリーズの雰囲気に合った楽曲を3曲チョイス。「結晶」と「JOY」はライブ初披露となりました。「結晶」のみ管弦楽器抜きで演奏。「JOY」からは観客が立ち上がっても良いとの許可が稲葉さんから出され、当然総立ち。「JOY」も「TONIGHT(Is The Night)」もしっとりした楽曲なのですが、今回のライブではどういうわけかノリノリなムードとなり、稲葉さんも楽しそうにステージを回りながら歌っていました。

二日間のみのライブですが、二人の気合は十分で松本さんはギターソロは言うに及ばず、久々にカッティングのフレーズもそれなりに演奏していました。稲葉さんの調子も絶好調で「FRIENDS」の楽曲は当時と歌い方もかなり違うだけに少し歌いづらそうでしたが、「FRIENDSⅡ」の楽曲は96年当時からワープしてきたのかと思うほど、見事な歌唱でした。最近の少ししゃがれた感じが当時の声に近いのかもしれませんね。

日がたつにつれて記憶が薄れていくのがもったいなくてもどかしいのですが、幸いにして配信が決まっていますので、配信までは何度もライブの記憶を反芻していきたいと思います。